保育園ってどんなところ?

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2024/09/21

出典:すくすく子育て[放送日]2024/09/21[再放送]2024/09/26

保育園は、どんなところなのでしょうか。園選び真っ最中の丸山桂里奈さんが、東京都にある認可保育園を訪ねました。

ここでは、朝7時から夜7時まで(延長保育含む)、0歳から就学前までの89人の子どもたちが過ごしています。

まず向かったのは2歳児クラス。ちょうど桂里奈さんのお子さんも来年2歳になります。
子どもたちは9時までに登園して、おやつを食べて活動に備えていました。

よく見ると、子どもに対して先生の数が多いですね。園長先生によると「ひとりひとりの気持ちを受け止めるのには人との関わりが大事なので、保育する人数を充実させている」といいます。

国が定めている保育士の配置基準は、0歳児の場合は保育士1人あたり3人、1歳児の場合は6人(※2025年度から5人の予定)、2歳児の場合は6人となっています。
この園では、保育士1人あたり子ども(2歳児)が4人になるように補助のスタッフを加えていました。

9時30分からは活動の時間。午前中はたっぷり遊びの時間です。
2歳児クラスは色水遊び。食紅で色をつけた水と、さまざまな道具を使って遊びます。

遊びといっても、その内容は「保育所保育指針」に基づき、各担任が計画しています。今回の色水遊びには、「色を知る」「言葉を育む」「道具を使う」といった、この時期の発達を後押しするねらいがあります。

色水遊びでは、れんげで水をすくう子どもがいて、それを一生懸命にまねしようとしている子もいました。友だちの中で育ち合うのは、こういうことかもしれません。

11時になり、そろそろ給食です。給食前の準備に、子どもたちが手洗いに向かいます。手洗いは1歳から、毎日の繰り返しなので、自然にできるようになるそうです。
手が洗えたら、椅子に座ってエプロンをつけ、他の友だちの準備を待ちます。みんなを待てるのも、毎日の見通しがたっているから。友だちと一緒に生活するなかで、ルールを学んでいきます。

11時30分、給食の時間です。保育士の「いただきます」の声にあわせ、みんなで手を合わせて「いただきます」をします。
この日のメニューは、パンと白身魚のトマトソース。こちらの園では給食室で調理していますが、園によっては外部に委託しているところもあります。

食事の時間は保育者も一緒にテーブルを囲み、子どもたちがしっかり飲み込めているかなど、安全に気を配ります。

13時は昼寝の時間です。保育園では子どもの年齢に合わせて昼寝の時間をもうけています。
1・2歳児の昼寝のあいだは、先生たちが10分おきに子どもたちの呼吸や顔色など、全身状態を確認します。

15時30分、午後の活動の時間です。昼寝から目が覚めたら、子どもたちはおやつを食べ、お迎えの時間まで自由に遊んで過ごします。

夕方、お迎えの時間になりました。お迎えのときには連絡帳を手渡します。その日の活動など園での様子が書かれていて、保護者は子どもの1日を知ることができます。


りんたろー。さん(MC)

こうして実際に見ると、イメージが変わりますね。保育士の人数が足りていないのではと思っていました。友だちを見て学ぶのもいいですね。
丸山桂里奈さん(MC)

けわしい表情の先生がいそうなイメージを持っていましたが、とても優しかったです。子どもたちのことを細かく見ていて「保育園っていいな」と思いました。
りんたろー。さん(MC)

ただ、今回は保育園のいい部分が取り上げられているのではないかと思ってしまうのですが、いかがでしょう。
汐見稔幸さん

今回の園が特別なのではなく、一般的なのです。もちろん、園なりに工夫していることはあると思いますが、どの園もあのようなスタイルですよ。

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