子どもの熱中症の症状、見分け方は?
子どもが熱中症になったときや、なる直前に、わかりやすい変化や様子はありますか。子どもが言ってくる言葉でわかる症状や、気をつけたほうがいいことを知りたいです。
(すくすくファミリー)
(すくすくファミリー)
「元気がない」など熱中症を疑う主な症状がある。病院での診断で重要なのは問診
回答:植松悟子さん 子どもたちは、「頭が痛い」「気持ち悪い」といった自分の症状をうまく言葉で伝えることが難しいので、周囲にはわかりにくいですよね。 子どもの熱中症を疑う主な症状は、次のようなものです。重症度によって大きく3段階に分けられます。 「軽症・中等症」では、元気や活気がなくなるなどの症状がみられます。発熱する場合も、しない場合もあります。「最重症」になると、声をかけても反応しない、応答がおかしいなどの意識障害や、けいれん、動きがおかしいといった症状が現れます。 軽症・中等症の症状は、かぜなどでもみられる症状で区別が難しく、熱中症になるような環境にいたかどうかが大事になります。病院での診断では、そういった問診と症状の有無で熱中症を考えます。
―― 最初から大人しい子だと、「元気がない」がわかりにくいかもしれません。
子どもの「いつもと違う」が大事
回答:植松悟子さん 親や保育士など、子どもとよく接している周りの大人が、子どもの様子が「いつもと違う」と感じる、子どもの変化に気づくことが大事です。
―― 言葉を話せない赤ちゃんの場合、「熱が何度以上」などの具体的な目安はありますか?
具体的な目安はない
回答:植松悟子さん 「熱が〇度だったら熱中症」といった具体的な目安はありません。
―― 話せる子どもの場合、どんな症状を言ってきたら熱中症を疑うべきでしょうか?
「頭が痛い」「気持ち悪い」「疲れた」や、汗をすごくかいているときは疑う
回答:植松悟子さん 子どもが「頭が痛い」「気持ち悪い」「疲れた」と話してきたり、すごく汗をかいていたりすると、それがヒントになります。
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