妊娠中に心の不調… どうする?

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2024/06/08

出典:すくすく子育て[放送日]2024/06/08[再放送]2024/06/13

3人目の子を妊娠して5か月のころ、夕方になると動悸がしたり、急に涙が出てきたり、不安が襲ってきたりするなど、異変を感じるようになりました。夕食中にいてもたってもいられず、急に外へ飛び出したこともありました。そんな不安が妊娠7か月ころまで続きました。
地域の保健師に連絡して自宅訪問で相談したところ、神妙な面持ちではなく、笑顔で「つらかったのね、しんどかったんだ、話してくれてよかった」と言ってくれたことで、すっと気持ちが落ち着き、不安になる回数が減りました。
当時を振り返って、そのときどうすればあの不安を防げたのか考えています。まわりからは、「3人目だからベテランだね」と言われましたが、私とこの子にとってははじめての妊娠・出産で、ストレスは大きかったと思います。
(お子さん3人のママ)

産後うつの半数は妊娠中から始まっている

笠井靖代さん

産後うつのおよそ半数は、妊娠中から症状が始まっているといわれています。心の不調は、妊娠中から気をつけていく必要があります。
上の子を育てながらの妊娠は、最初の出産とは違う大変さがあります。まわりの人は「慣れているだろう」と思わず、必要な支援をしましょう。


―― 妊娠中の心の不調には、どのような対策をすればいいですか?

専門家などの信頼できる相談先を持つ

回答:市川香織さん

信頼できる相談先を持ってください。1人で悩まず、早めに専門家とつながっておくのが第一です。そして、自分で「〇人目だから大丈夫」と思わず、事前に「妊娠中でもメンタル不調になることがある」という知識を持っておくだけでも違うと思います。

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