パパにイライラ… どうしたらいい?
パパにイエローカードを出したいと、毎日心の中で思っています。子育てのイライラがたまって感情的になったり、自分に余裕がなくなってパパにきつく言ってしまったり。パパも言い返してきてケンカになることもよくあります。どうしたらいいかと考えています。
(丸山桂里奈さん)
(丸山桂里奈さん)
ぶつかり合った時期が夫婦の結束力を強めることも
鈴木あきえさん 私も子どもが1歳のころは、いつもパパにピリピリしていましたね。「自分はこんなにちっちゃい人間だったんだ」と思い、自己嫌悪も感じていました。でも、話し合って少し前進して、また話し合ってぶつかって、と繰り返したんです。だからこそ、今は子どもが生まれる前よりも仲よくなれている気がします。
育児や家事の情報をシェアするのは大事
鈴木あきえさん 子どもが1歳のとき、私が泊りの仕事ではじめてパパが子どもと2人きりで過ごすことになりました。そのとき、パパ自身が「やっているつもりが全くできていなかった」と気づいて、パパの中で改革が起こったようです。 でも振り返ると、育児や家事のことを十分にシェアしていなかった自分もよくないと思ったんです。例えば、お風呂あがりにクリームをどれぐらい塗る、このコップは飲まないのであのストローを使う、おむつかぶれの軟膏はここにある、などです。私が司令塔でパパは補佐といった関係性が、お互いにストレスだったと思います。情報を全て共有するのは地道で大変でしたが、共有していくとパパも積極的になってくれました。
「I(アイ)メッセージ」で伝える
回答:大日向雅美さん 夫婦はきれいごとでは生活できませんよね。グチャグチャすることもあります。ただ、そのグチャグチャが少しでもよくなるメッセージの伝え方があります。 よくやりがちなのは「YOU(ユー)メッセージ」です。「あなたはなんでわかってくれないの?」「あなたはどうしてしてくれないの?」と、あなた(YOU)を責めるメッセージです。一方で「I(アイ)メッセージ」は、「私はこれが嫌」「私はこれをして欲しい」と、私(I)を伝えるのです。「YOU(ユー)」を「I(アイ)」に変えるだけで違うと思います。
夫婦の会話はIメッセージとキャッチボールを心がける
回答:大日向雅美さん そして、コミュニケーションをするときは卓球のようにすぐに打ち返さず、キャッチボールのように相手のボールをしっかり受け取りましょう。相手が言葉を投げかけてくれたら、言いたいことがあっても何も言わずにしっかり聞く。そして、日を変えて選手交代して自分が投げかける。夫婦の会話は、Iメッセージとキャッチボールを心がけていくと落ち着きます。
夫婦だからこそ、わかり合えないこともある
回答:大日向雅美さん でも、いちばん大事なのは、わかり合える関係は簡単にはできないと知ることです。理解できると思うのは、幻想と甘えなのかもしれません。夫婦だからこそ、わかり合えないこともあると考えてみてください。
パートナーに余裕を見せるのではなく、みっともない姿も共有する
回答:大日向雅美さん 私は、パパたちに「あまりママに余裕を見せないで」とお願いしたいです。「わかっているよ」「大変なことがあったら相談して」「やってあげたからね」という言葉にイライラしてしまいます。「わかってあげてるよ」ではなく、もっと同じ土俵で苦しんで、みっともない姿を見せてくれてもいいじゃない、と思うわけです。
りんたろー。さん(MC) 私のことだと思いました。「大丈夫だよ」と言っていましたね。
古坂大魔王さん ひとりで育児をしていると、本当に余裕がなくなって、髪の毛はボサボサ、服はパジャマのままで2日目といったこともあります。それなのに、パパがきちんと服を着て「大変だよね」と言ったら、腹が立ちますよね。
仕事の悩みなどを共有して対等な立場でいることが大事
大日向雅美さん そうですね。「君の悩みを聞くよ」ではなく、仕事でうまくいかなかったことや悔しかったことなど、自分の悩みを言ってほしい。泣いてくれてもいい。夫婦が対等な立場でいることが大事です。
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