育児のハッピー みんなでシェアSP 子どもハッピー編(1)
毎日大変だけど、ハッピーなことも多いのが子育て。そんな子育てで感じたハッピーを2回に渡りみんなでシェアしていきます。1回目は、子どもたち自身がハッピーを感じている瞬間です。番組に寄せられた、さまざまな「子どもハッピーエピソード」を紹介します。
ハッピーゲスト: 岩立京子(東京家政大学 教授) あばれる君(お笑いタレント/2児のパパ)
今回のテーマについて
あばれる君さん 今日は幸せなものがたくさん見れると聞いて、たのしみにしています。
―― 最近、子どもたちがハッピーになっていると感じるときはありましたか?
あばれる君さん ショッピングモールなどでお笑いステージの仕事があるのですが、子どもが来てくれていたんです。ステージから客席に呼びかけると、みなさんと一緒に笑顔を返してくれたり、わからないように手を振ってくれたり、ハッピーになってくれているのかなと思いましたね。
鈴木あきえさん(MC) 以前、あばれる君さんと一緒にイベントの仕事をしたとき、「今日、子どもが来てるんですよ」と、とてもうれしそうに話していましたよね。
2人きりでハッピー
ママと2人きりの喫茶店デート
お子さん5歳・3歳・1歳のママより 3人の子育てをしています。3歳と1歳の弟たちは、まだ小さいのでふだんから目を離すことができません。一方、今年から小学生になる長男は、自覚を持ってもらいたい思いもあり、私との時間はそこそこになりがちでした。 すると、ある時期から、長男が家で泣きわめいたり、頻繁にわがままを言ったりすることが多くなりました。でも、保育園ではわがままを言わないようです。 そこで、長男と向き合うために家族で話し合い、2人きりで喫茶店デートに行くことにしたんです。 その様子がこちらです。終始笑顔で大はしゃぎでした。 このデートをきっかけに、弟たちとたくさん遊び、わがままも少なくなりました。ママとのデートが、すごくハッピーだったみたいです。
古坂大魔王さん(MC) あの顔、まさにハッピーですね。
あばれる君さん 本当によろこんでいましたね。
鈴木あきえさん(MC) あの笑顔にハッピーをもらいますよね。すくファミの方も同じような出来事があったようですよ。
トイレの中で家族愛を叫ぶ
お子さん5歳・4歳・2歳のママより 3人きょうだいの真ん中の子が、いつも私を「一緒にトイレいこう」と誘って、トイレに行くと家族への愛を伝えてくれます。「ママが好き、パパもお姉ちゃんも妹も、みんな大好きだよ」と言ってくれるんです。これが日課になっています。 3歳ごろ、トイレでうんちをするようになって、はじめはトイレで見守っていたのですが、愛を伝えてくれるようになりました。トイレ以外でも言ってくれますが、トイレが圧倒的に多いです。トイレの中でのママとの時間がハッピーみたいです。
あばれる君さん トイレが、2人きりになれる空間だからなんですかね。
古坂大魔王さん(MC) たしかに、下の子もトイレの中まではこないから、2人きりになれますね。
―― 岩立さん、子どもは2人きりになれることがうれしいものですか?
幼児期は1対1の関係がうれしい
岩立京子さん そうですね。幼児期は、1対1の関係で自分を見てくれるのがとてもうれしい時期です。トイレで話していたお子さんも、3人きょうだいの真ん中は埋もれがちで、2人だけの愛の空間になったのでしょうね。
子どもの発達に応じて、小・中学生になってもある
岩立京子さん こういった子どもの行動は、子どもの発達に応じて、小・中学生になってもあります。赤ちゃん返りのようなことです。ただ、行動は少し違うので、そのサインを見逃さないようにしましょう。例えば、わがままになったり、無口になったり、いつもと様子が違うときはよく見て対応してあげる。ここぞというときが大事だと思います。
鈴木あきえさん(MC) 上の子が妹に意地悪してる、言うことを聞いてくれないなど、親はイライラしてしまいますが、子どもからのSOSアピールの可能性があるのですね。
岩立京子さん はい。親は知らず知らずのうちに要求水準をあげてしまいますが、まだ幼児なんですよ。
―― 子どもへの愛情が足りていないから、一生懸命に伝えようとしているのでしょうか?
子どもは愛情の確認をしたがるので、その都度応えてあげるのがよい
岩立京子さん 愛情が足りていないとは、全く思いませんよ。でも、子どもは、足りている・足りていないに関わらず、愛情を確認したがるものです。その都度、応えてあげるのがいいと思います。
古坂大魔王さん(MC) 愛情が足りているのか気にしている人は、足りていると思いますね。
子どもの描いた絵にハッピー
絵に表現されたきょうだい愛
お子さん6歳・3歳・1歳のご家族より 6歳と3歳のお兄ちゃんは、末っ子の妹を笑わせるのが大好きです。ある日、長男が「自分が好きなもの」をテーマに絵を描いていました。 その絵を見てみると、動物や魚など、自分の好きなものをテーマに描いた中に人の顔を発見。「これは誰?」と聞いてみると、妹だと教えてくれました。 下に描かれていた2台の自転車は、自分と弟を表現しているんだとか。絵の中に込められた、長男のきょうだい愛を感じました。
古坂大魔王さん(MC) どんな巨匠が描いた絵よりも名画ですね。額に入れて飾りたいですよね。
鈴木あきえさん(MC) 絵から伝わるものがあります。きょうだい同士のハッピーなやりとりはうれしいですよね。
―― あばれる君さんのお子さんもハッピーな絵を描いたことがありますか?
あばれる君さん 子どもとカブトムシを捕りに行ったり、キャンプで夜空を見たり、いろんな場所に連れて行っています。 それを描いた絵を見ていると、しっかり記憶に残っているんだと思ってうれしいですね。 ただ、1つ気になったのが、私の髪がフサフサなんですよね。どういうふうに見えているのでしょうね。
古坂大魔王さん(MC) ハッピー&ミステリーですね。
―― 岩立さん、子どもはどういう思いで絵を描いているのでしょうか?
子どもの絵を通して見ると、世界をどう見ているかがわかる
岩立京子さん 子どもの絵は、子どもが人々をどう見ているかなど、自身の世界観が表現されていると思います。子どもの世界観を見る窓と言えるのではないでしょうか。
―― 子どもがスマホで写真を撮ることも多いと思いますが、絵と写真は違いますか?
子どもはいろんな媒体で自分を表現する
岩立京子さん スマホも1つの表現媒体だと思います。絵でも、音楽でも、スマホでも、いろんな媒体で自分を表現していきます。親からスマホで写真を撮ってもらっていると、学習も早いと思いますよ。 子どもが写真を撮るアングルなど、大人とどう違うのかの研究もあります。例えば、地面の木の幹など、驚くようなところをおもしろがって撮ることがあります。
鈴木あきえさん(MC) スマホ写真も、子どもの世界観が見える窓なんですね。たしかに、子どもが撮った写真を見ると、「こんなふうに見てたんだ」と思うことがあります。
古坂大魔王さん(MC) なぜか、子どもが私を撮った写真は、鼻の穴のアップが多いんですよ。身長差があるから、鼻の穴がよく見えているかもしれません。パパはこんなふうに見えているんだと思いましたよ。
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