日焼け止めは使わないほうがいいの?
1歳未満の乳幼児は、日焼け止めを使わず、日陰を歩いたり、服やブランケットや日傘などで太陽を避けたりすればいいと聞きました。紫外線が気になりますが、本当にそれでいいのでしょうか?
(お子さん7か月のママ)
(お子さん7か月のママ)
日焼け止めはかぶれる可能性もある。紫外線は大人が防ぐ
回答:馬場直子さん 日焼け止めクリームは、紫外線をはね返すような化学物質でできています。肌のバリアが弱い場合は、かぶれてしまう可能性もあります。赤ちゃんは、一人で遊びまわるわけではないので、大人が日よけや帽子などを使って日光を防ぐぐらいでも十分だと思います。
紫外線にはメリットもあり、ある程度はあたることが大事
回答:馬場直子さん 紫外線にはメリットもあります。紫外線にあたることで、皮膚でビタミンDが合成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収を高めるのです。あまりにも日光に当たらない場合、カルシウム不足になり、「骨粗しょう症」や、小さいころだと「けいれん」になる恐れもあります。ある程度の紫外線にあたることは大切です。
―― 日焼け止めの中でも、無添加で天然成分のクリームなどはどうでしょうか?
天然成分でも人によって合う・合わないはある
回答:馬場直子さん 天然成分であれば絶対にかぶれないわけではありません。人によって合う・合わないがあります。また、使う場合は大人用ではなく子ども用の日焼け止めクリームのほうがいいでしょう。
―― 日焼け止めを塗ったときは、しっかり洗い流したほうがいいですか?
日焼け止めはしっかり落とす
回答:馬場直子さん 日焼け止めは汗などで落ちにくくできています。やさしく洗っていると少し残ってしまい、それが続くとだんだんただれてくることがよく起こります。日焼け止めをきちんと落とすことが大事なのです。日焼け止めを泡でしっかり落とすために、2度洗いぐらいのほうがいいでしょう。
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