偏食・好き嫌いで発達に影響がある? 苦手なものを食べるには?

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2023/10/21

出典:すくすく子育て[放送日]2023/10/21[再放送]2023/10/26

4歳になる息子は肉が苦手です。3歳ぐらいから急に食べなくなりました。ひき肉で作ったハンバーグなども嫌がります。肉を食べないので、たんぱく質や鉄分などの栄養素が不足するのではないかと心配です。偏食や好き嫌いで栄養に偏りがあると、成長・発達に影響があるでしょうか。どうすれば食べるようになるでしょうか。
(お子さん4歳2か月・2歳3か月のママ)

「これは嫌い」と決めつけず、食べない理由を考える

回答:川口由美子さん 

子どもの「好き嫌い」は「今」のもので、好みは少しずつ変わっていきます。今は苦手でも、将来もずっと同じかはわかりません。「これは嫌い」と決めつけず、食べない理由を子どもと一緒に考えていけるといいですね。
例えば、今はかむ力が足りず、硬くて食べにくいのが理由かもしれません。「肉はかみにくいので苦手」という子も多くいます。舌触りや味が苦手な場合もあります。


―― どうすれば食べられることに近づけますか?

食材ではなく、食べやすい調理法を考える

回答:川口由美子さん

「この食材が嫌い」と決めつけると、それが子どもにインプットされて「私はこれが嫌いなんだ」と考えるようになり、どんな調理法でも食べなくなりがちです。好き嫌いを食材ではなく、調理法で考えてみましょう。例えば、肉のかたまりが食べにくい場合は、ミートソースにすると食べられたり、「これは好き」になったりすることもあります。「この調理法が苦手かも」と捉えて、同じ食材でも食べやすい調理法を考えてみましょう。


―― 肉が苦手だと、たんぱく質や鉄分などの栄養が不足しませんか?

たんぱく質や鉄分は肉以外のものからとれる

回答:川口由美子さん

実は、たんぱく質はいろいろなところからとれます。そのひとつが「大豆」で、納豆や豆腐などがあります。ほかにも魚、卵などがあります。そのような食品からとれば大きな問題はありません。鉄分も、肉以外の食材からもとれるので、バランスよくいろいろな食材を食べるようにしましょう。


―― 食べないとわかっていても、ソーセージやささみフライを出していますが、これでいいのでしょうか?

好まないメニューでも食卓に出すとよい

回答:川口由美子さん

とてもいいと思います。「出しても食べないかな」と、不安になると思いますが、とにかく出して、続けられるといいですね。好まないメニューでも食卓に出すのがよいと思います。
すくすくファミリー

苦手なものが食べられた日は、カレンダーに「なす記念日」「トマト記念日」と書くようにしたら、苦手な食材もチャレンジしてくれるようになりました。例えば、わざと「ピーマンを入れるよ」と言って、ピーマンをチャーハンに入れていました。それが食べられた日を記念日にして繰り返したんです。子どもも記念日が増えるのはうれしいようです。

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