「あなたはひとりじゃない」つながれる場所をつくる取り組み

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2023/10/07

出典:すくすく子育て[放送日]2023/10/07[再放送]2023/10/12

精神疾患や発達障害などの「生きづらさ」のある当事者による活動

メンタルヘルス不調のあるママ・パパ同士による居場所づくりの取り組みがあります。

子育てピアサポートグループ「ゆらいく」

子育てピアサポートグループ「ゆらいく」は、オンラインと対面の両方で、当事者同士が自由に語り合える場を設けています。
代表の水月琉凪さんには、双極性障害とADHDがあり、子育てに悩んだ経験から、仲間と共にこのコミュニティを育ててきました。背景には、親が孤立しがちな現状があるといいます。「ピア」とは、同じ立場の仲間といった意味です。

水月琉凪さん(子育てピアサポートグループ「ゆらいく」代表)

私たちを「虐待ハイリスク親」として扱うのではなく、親として頑張ろうとしているけれど、「やらない」のではなくて「できない」こともあるということをわかってほしいと思っています。ピアの場は、誰にも言えず抱えている悩みや不安を、みんなで共有・共感しあうことで、ほっと安心できるようなところです。

実際に、活動の様子を見せていただきました。

「もうがんばらない子育て講座」後のワークショップ(主催:生きづらい子育てピアの会)

この日行われたピアの会では、「地域で孤立してしまう」というパパの悩みに、当事者同士で体験を共有しました。

ママ友たちが集まっておしゃべりしているとうらやましい気持ちもあるが、
わざわざ「私こういう病気です」と打ち明けなくてもいい
商店街のおじちゃんおばちゃんがしゃべりかけてくれるだけで…
誰かと話したい!」というときに、
子どもを産む前に通っていた飲み屋さんで80歳くらいのおばあちゃんに聞いてもらう

そして、訪問看護など、サポートについての話題もありました。

訪問看護などのサポートについての意見交換

「精神科訪問看護は、医師が指示書を出す」「訪問看護の看護師さんがとても合う人で楽になっている」といった話がありました。
代表の水月琉凪さんは、「いちばん伝えたいことは、あなたはひとりじゃないよ、仲間がいるよ」だといいます。

CAMPs

子どもたちに「ひとりじゃない」のメッセージを向ける活動も始まっています。

精神疾患の親をもつ子どもたちを支援「CAMPs」ホームページ
https://camps-t.com/

「CAMPs(キャンプス)」は、精神疾患の親を持つ子どもたちを支援する団体です。子どもにとって支えになるのは、「知ること」「話すこと」「同じ境遇の子どもの集まりに参加すること」「自分を大切にすること」だと伝えています。

NPO法人「ぷるすあるは」

精神障害や発達障害のある親とその子どもを応援 NPO法人「ぷるすあるは」

NPO法人「ぷるすあるは」は、精神障害や発達障害のある親と、その子どもを応援しています。

子ども情報ステーション by ぷるすあるは
https://kidsinfost.net/

病気を理解するための絵本や、子ども向けの情報をまとめたサイトを公開しています。


ほかにも、各地に子ども向け、子どもたち本人による当事者会、パートナー向けの当事者会などがあります。

〇ひとりやないで! 〜統合失調症の親と向き合う子向け家族会〜
〇NPO法人 CoCoTELI(ココテリ)精神疾患の親をもつ25歳以下の支援団体
〇こどもぴあ(精神疾患の親をもつ子どもの会)
〇精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会
〇京家連(子どもの集い・きょうだいの集い・配偶者の集い・ひきこもりの集い)
〇親&子どものサポートを考える会

精神障害のある親&子どもの支援マップ
精神障害のある親&子どもの支援マップ https://kidsinfost.net/?portfolio=map

各地に支援団体があり、孤立しがちな家族を支え合う取り組みが懸命に続けられています。


子どもが成長する中で、社会との接点が増えることに不安を感じる…

なかなかわかってもらえない困難、子どもにどう伝える?

メンタルヘルス不調がある親を持つ子どものサポートは?

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