第1回 パパだらけの子育てクイズ王決定戦(1)

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2023/10/14

出典:すくすく子育て[放送日]2023/10/14[再放送]2023/10/19

子育ての日常にあふれる「こんなときどうしたらいいの?」という疑問をクイズで出題! 芸能界を代表するパパであり、すくすくファミリーであるみなさんと一緒に、たのしく学んでいきます。

子育てクイズ監修・解説:
野村さちい(小児救急看護認定看護師)
大豆生田啓友(玉川大学 教授/乳幼児教育学)

今回のチャレンジパパ

子育てクイズにチャレンジするのは、こちらのパパたち。7つのクイズで最も多く点を獲得した優勝者には、タケノコトロフィーが贈られます!

篠宮暁さん(お笑い芸人)
長男8歳、長女6歳のパパ。今回の解答者の中では、パパ歴8年のいちばんの先輩なので、負けられません。

本並健治さん(元プロサッカー選手)
2023年2月に長女が誕生した新米パパ。ママの丸山桂里奈さんも応援にかけつけました。

木下ゆーきさん(子育てインフルエンサー)
長男10歳、長女4歳、次男1歳のパパ。今日の解答者の中で、唯一の平成生まれです。

古坂大魔王さん
長女5歳、次女2歳のパパ。「すくすく子育て」MCとして学んだことをいかします。


第1問 8か月の子に食べさせてはいけないものは?

土曜日の朝、ママは急な用事で実家に帰ることに。パパは「大丈夫!子どもたちは僕に任せて、行っておいで!」と、ママを送り出しました。そして、3歳のお兄ちゃん、8か月の妹、パパの3人で週末を過ごすことになりました。

午後2時、子どもたちと遊んでいると、お兄ちゃんが「おやつが食べたい」と言ってきました。ヨーグルトにしようと思ったら、子どもたちは何か混ぜてほしいようです。

ここでクイズです。次の中で、8か月の妹に食べさせてはいけないものはなんでしょう?

① はちみつ
② いちごジャム
③ きなこ

チャレンジパパの解答

古坂さん、本並さん、篠宮さん、木下さん、みなさん「① はちみつ」を選択しました。「イージー!」という声も聞こえてきますが、正解は…。

正解

解説:野村さちい

正解は「① はちみつ」です。

はちみつには、「ボツリヌス菌」が存在することがあります。1歳未満の子は、腸内環境が整っていないため、菌が増殖し乳児ボツリヌス症になるリスクがあります。加熱してもボツリヌス菌は消滅しないため、加熱したはちみつも絶対にあげないでください。


―― 「はちみつはだめ」とよく聞くのですが、どれぐらい危険ですか?

命の危険がある。他にも注意が必要な食べ物がある

回答:野村さちい

適切に治療すれば治ることもありますが、命を落とす危険もあります。ヨーグルトをあげる場合は、プレーンのものでよいと思います。

1歳未満に食べさせてはいけないもの

はちみつのほかにも、アルコール、生卵や、火の通っていない生の肉、魚などの食中毒の危険がある食べ物、味が濃すぎるものなどは乳幼児期に食べさせないよう注意しましょう。また、硬くて小さいものも食べさせないでください。硬い豆やナッツ類は、5歳以下は食べさせないでください。

こちらの記事もご覧ください。
赤ちゃんの「食」


第2問 子どもたちが突然のママシック、どうする?

午後3時、そろそろ子どもたちをお昼寝させたい時間です。しかし、「ママがいないと寝られないよ」と言い出しました。

ここでクイズです。子どもたちが突然の「ママシック」、こんなときどうする?
自由に解答してください。
大豆生田啓友さん

答えが明確にあるわけではなく、いろいろなバージョンが考えられます。今回は、「すばらしい!」を3点、「よい!」を2点、「おしい!」を1点で採点します。

チャレンジパパの解答

木下ゆーきさん

ママに手紙を書く。お兄ちゃんが笑顔になれば、妹もたのしくなると思います。手紙を書いて、「帰ってくるのが楽しみだな」という気持ちにさせるわけです。わが家でも、言うことを聞かないとき、ぐずっているときに使っています。
コメント:大豆生田啓友さん

木下さんの解答は「よい!2点」です。ママへの思いをぶつけることは子どものニーズにも合っていて、何かに一生懸命取り組むことで、嫌なことを忘れて乗り越えていくようなよさがあります。ただ3歳だと、まだ多くは文字が書けないので、絵を描くなどもよいかと思います。そこが減点になりました。
本並健治さん

ママの声を聞くと安心すると思うので、ママに電話したり、録音しておいた声を聞かせたりします。
コメント:大豆生田啓友さん

本並さんの解答に「すばらしい!」をあげたいところですが、残念ながら「よい!2点」です。電話や動画のやりとりをすると、さみしい感情がさらに出てしまうこともあります。うまくいく場合もあるので、間違っているわけではありません。ひとつ残念なのは、ママに頼るのではなく、パパ自身で乗り切る方法を考えてほしかったところです。
篠宮暁さん

ママの動画や写真を見せます。実際に、おもしろいママの写真を撮りためています。おもしろい写真がなくても、スマホでママの写真を「ビューン!」と拡大して、鼻などをアップすると子どもは笑いますよ。
コメント:大豆生田啓友さん

篠宮さんの解答は「すばらしい!3点」です。パパが子どもと一緒にやりとりをすることが大事なポイントですね。写真を見せて終わるのではなく、対話をしながら安心した気持ちにつなげるところを評価させていただきました。
古坂大魔王さん

3つあります。まず、「ママがいなくてさみしいね。パパもさみしいよ」と、子どもの気持ちに共感します。次に、気持ちを未来に向けるために、「ママはいつ帰ってくるのかな、カレンダーを見よう」と言って、帰ってくる日に「〇」をつける。そして、「何して遊ぼうか」など、今が楽しくなるようなことを言う。なによりも、子どもと会話を続けて見守ることがポイントです。
コメント:大豆生田啓友さん

古坂さんの解答は「すばらしい!3点」です。まず、子どもとママのことで同じ気持ちに立つのがいいですね。同じものを一緒に見合うことで気持ちをひとつにすることを「共同注視」といいます。また、見通しが立つことで安心して、心の安全基地ができるところもよいと思います。

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パパの本音


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