親子で納得できるおっぱいの卒業、どうやったらいいの?
でも、どうやって卒業したらいいのか方法がわかりません。私が仕事から帰ると、すぐに「おっぱい」と言われるほど、とてもたのしみにしているので、卒業は簡単ではなさそうです。これだけ好きなのに、強制的にやめることに葛藤もあります。
先輩ママから、「やめる日を決めて、その日からおっぱいを見せない、そのことを考えさせない」とアドバイスをもらいましたが、ふんぎりがつかない状況です。親子で納得できるおっぱいの卒業は、どうやったらいいのでしょう?
(お子さん1歳9か月のママ)
―― すくすくファミリーのみなさんはいかがでしたか?
〇カレンダーにやめる日の印をつけてカウントダウンしました。卒乳後は、おっぱいタイムの代わりに、だっこ・スキンシップの時間をたくさん作りました。三日三晩はとても大変でしたね。でも、泣く時間が1時間半だったのが、翌日には1時間、次の日は30分のように、徐々に短くなりました。やっぱり泣かれると苦しいので、イヤホンなどをして少し罪悪感を軽減したり、子守歌をうたったり、トントンしてあげたりしながら耐えていました。
〇ばんそうこう作戦でした。おっぱいにばんそうこうを貼って「おっぱい痛いからママはもう出ないんだよ」と言うんです。そうしているうちに飲まなくなりました。「ママかわいそう」と思ったのかもしれません。
鈴木あきえさん(MC) わが家も最初の3日間が山場でしたね。4日目ぐらいから、子どもがあきらめたのか、忘れてきたのか、ケロッとしていました。急に離れていったので、逆に私の心情が追いつきませんでしたよ。
―― 市川さん、みなさん卒業に向けて頑張っていますね。
おっぱいの卒業には家族の協力が必要
回答:市川香織さん 本当に大変ですよね。例えば、それまでおっぱいをあげていたママが急に変わると、子どももびっくりしますよね。やはり切替のときには、パパなど家族の協力が必要だと思います。
おっぱい以外の安心材料を
回答:市川香織さん 子どもに、「おっぱいがなくても自分は大丈夫」と思える安心材料ができるといいですね。例えば、トントンされたり、スキンシップで触れ合ったりです。 また、うまくいかないときや体調を崩したときに、おっぱいに戻ったとしても「元に戻ってもいい」と考えてください。「戻れる」という安心も大切です。正解はないので、模索しながら進めましょう。
先輩ママのおっぱいの卒業
7年前、すくすく子育てに出演して悩みを聞かせてくれたママがいます。当時、仕事復帰したばかりで、お子さんは1歳5か月。特に夜の授乳がつらく、卒乳したくてもおっぱいが大好きで、どうすればいいのか悩んでいました。
※すくすく子育て「教えて! おっぱいの卒業」より
そんな悩みに、専門家の笠井靖代さん(日本赤十字社医療センター/産婦人科医)は、「子どもがおっぱいから自然と離れるまで、ママが疲れない範囲で続けられるとよい」とアドバイス。これを聞いたママは、卒業ではなく、無理なくおっぱいを続ける方法を考えたといいます。そのときのことをママに聞きました。
まず夜中の授乳をやめました。私が一泊だけ、別の所に泊まって、夫が一晩中泣いている子どもをみてくれました。翌日からは、背中をトントンすると寝るようになりました。 保育園から帰ったときのおっぱいは、すぐにやめることはできませんでしたが、自然に卒乳する時期を待つことにしました。夜がないだけで体の負担が減って、これなら大丈夫だと思ったんです。 その後、2歳半を過ぎたころ、自然におっぱいから離れていきました。赤ちゃん用のせんべいやお菓子のほうがよくなって、いつ終わったのか覚えてないぐらいです。 授乳に関して後悔はなく、やりきった感覚です。自然にまかせたことが自分のためにもなったと思います。 (ママ)
すくすくファミリー わが家も夜間の授乳がきついことがありました。でも、卒乳で保育園から帰ってきてからのおっぱいもやめるのは、親の都合で、子どもに過酷かもしれないと思っていました。夜だけやめるのはお互いにいい方法かもしれません。外泊するのは考えたこともなかったので、パパと相談してみたいです。
市川香織さん あらためて、おっぱいの卒業は家族の一大イベントだと感じますね。
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