「こども・子育てまんなか社会」にするためには?
本当の意味で「こども・子育てまんなか社会」にするためには、どうすればいいのでしょうか。みなさんに聞いてみました。
すくすくファミリー(お子さん3歳・1歳1か月のママ) 子どもを産んで生活が一変しましたが、私自身の人生を考え直す機会にもなりました。育休の人たちが集まるオンラインのコミュニティで、たくさんの方とつながることもできました。つながる機会が多くあるといいなと思います。
すくすくファミリー(お子さん1歳ふたごのママ) 産院と区の方からの勧めもあり、行政の助成のあるシッターサービスを利用しています。自分では「私は大丈夫」と思っていても、シッターの方にお願いしているときに、ぐっすり休めて、とても体が楽になりました。元気になって子育てができるので、とてもいいと思います。みんなが気軽に使えるベビーシッターの助成制度があるといいですね。
すくすくファミリー(お子さん4歳・10か月のママ) 10か月健診のときに、保健師の方に「大丈夫よ」と言ってもらえて、気持ちが軽くなったことがあります。自治体などで「電話で相談できますよ」「市役所や支援センターで相談できますよ」と言いますが、いざ利用しようと思うと敷居が高く感じます。保健師・助産師・保育士などと1対1でゆっくり話せる機会や、コミュニティがあると安心できると思います。
すくすくファミリー(お子さん4歳・2歳10か月のパパ) 育児について相談できる場所はあるのですが、実際に行ってみるとほとんど女性ばかりで、男性の私は利用しづらかった経験があります。自治体などでも、パパも気軽に育児相談できる場ができるといいですね。
木下ゆーきさん 子どもがまだ小さいとき、夜泣きで、だっこして部屋の中を2時間歩き続けて、やっとの思いで寝かしつけた後に、何気なくSNSを見たんです。すると友だちが居酒屋で盛り上がってる写真があって、孤独感にさいなまれたことがあります。同じように子育てに悩んで苦しんでいるパパ・ママが、そっと開いたSNSでクスっと笑える何かを提供したくてSNSで発信しています。そんな子育てを頑張っているパパ・ママが表彰される、ノーベル子育て賞のようなものがあるといいですよね。
―― 天野さん、みなさんの話を聞いていかがでしょうか?
つらさを言葉にすることで社会を変える
天野妙さん 私は、14年間子育てをしていますが、変わらない悩みも、新しく出てくる悩みもあります。ただ、子どもが小さかったころは保育園のお迎えに男性が1人もいないような時代でしたが、今では半分ぐらいになっています。この10年で、大きく変わっていると感じています。私は、みなさんがつらい思いを言葉にして発することで、少しずつ社会が変わっていくと考えています。一人一人ができることをしていただければと思っています。
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