子育てアイデアスペシャル②(3)
子育ての悩みを知恵と工夫で楽しく解決してくれる「子育てアイデア特集」第2弾。仕上げ磨きがスムーズにいくアイデアや、ひいおばあちゃんに喜んでもらうためのアイデアなどを紹介します。
ゲスト: 木下ゆーき(子育てインフルエンサー/3児のパパ)
仕上げ磨きは3連発でたたみかけ!
わが家の子どもたち3きょうだいは、歯磨きで仕上げ磨きをするのがあまり好きではありませんでした。上の子のときは、手や足でおさえて、まるでプロレスだったんです。そこで考えたアイデアが、「仕上げ磨きは3連発でたたみかけ!」です。
まずは、1発目。「いっせーので、あーー!」とかけ声をかけて、子どもより先に大きく口を開けます。すると、それに負けじと、子どもも大きな口を開けるんです。
続いて2発目。「おお!めっちゃ大きい!すごい!負けそ~」のように、大げさにほめて口を閉じさせないようにします。
そして、3発目。最後は、虫歯菌になりきって「うわー歯ブラシが来たー!助けてくれ~」のように退治される演技をします。恥ずかしがらずにノリノリで演じるのがポイントです。
この3連発で、3人の子どもたちの仕上げ磨きを乗り切っています。
―― みなさんも、歯磨きのアイデアを持っていますか?
木下ゆーきさん 例えば、子どもを寝かせて歯磨きするときに、歯ブラシをロケットに見立てています。「ロケット発射! ブシュー」と言いながら歯ブラシを持ち上げていって、「おー! ロケットが落ちてきた! 落ちてきた~!」「あー、ちょっとズレてる! お口に入らないかもな~」と実況中継していると、子どもは口を必死に開けて、歯ブラシを口の中に入れようとがんばるんですよ。
古坂大魔王さん(MC) 歯みがきは歌ですね。「♪しあげは おかあさ~ん」というすばらしい歌がありますよね。それを、「♪しあげは おかあさ~ん と思いきや パパ!」と歌ってみたりします。歌や音楽に合わせて、歯ブラシを動かしたり止めてみたりしていますね。
自己肯定感アップ!? おやすみの儀式
ママは息子のことで“ある悩み”を抱えていました。4歳ごろから、「僕はだめなんだ」といった、自己肯定感の低い発言が目立ってきたのです。そこで、考えたのが「自己肯定感アップ!?おやすみの儀式」です。
やることは簡単。夜、寝る直前に子どもの話を聞いて、スマホにメモするだけです。
ちょうど悩みはじめたときに、保育園から「家族で楽しかったこと・うれしかったことを共有して、冊子に書いてください」と課題をもらい、毎日手帳にメモをつけていました。すると、子どもの様子が少しずつ変わっていったのです。
そこで、より簡単にできて、記入後すぐに眠れるスマホに切り替えて継続することにしました。ママは、子どもの心のモヤモヤが減って、だんだん自己肯定感が上がっていると感じています。
1日をポジティブに締めくくることで、子どもの気持ちが前向きになるアイデアなんです。
古坂大魔王さん(MC) 私も近いことをやっています。ラジオのように「というわけで、今日のゲストは…」と話しはじめるんです。それを音声テキストにしていく様子が、とても楽しいみたいです。
鈴木あきえさん(MC) 私は、おやすみの会話を録音しています。寝る前は、落ち着いて話ができますよね。それが貴重な時間だと思って。たまに聞き返すと「ママ大好きだよ」と入っていたりして、あたたかい気持ちになります。
木下ゆーきさん このアイデアのように、小さい子は気持ちを言語化することが大事だと感じます。自分の心にある悩みやモヤモヤも、うまくアウトプットしやすくなると思いました。
最後に
木下ゆーきさん みなさん共通して、子育てを楽しんでいると感じました。子育ては大変なことが多いからこそ、アイデアを持っておくことが大事だと感じます。どうしても子どもにイライラしてしまうことがありますが、そんなときアイデアの引き出しがあるといいですよね。
古坂大魔王さん(MC) うまく家事をしようとするアイデアだったり、人とうまくつきあうアイデアだったり、アイデアはいろいろなものの根源だと思います。私もいろいろと考えて試してみたいです。
鈴木あきえさん(MC) 子育てを楽しむこと、親がいかに子どもの心になれるかが大事だと改めて思いました。子どもの世界におじゃまするような感覚で、楽しいアイデアを考えていきたいですね。
この内容が放送された「すくすく子育て」の番組記事を読む
- 子育てアイデアスペシャル②(1)
- 子育てアイデアスペシャル②(2)
- 子育てアイデアスペシャル②(3)
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