信じられないヒヤリ・ハット、どうしたらいい?
2人の娘はパパのことが大好き。パパがいるときはいつもべったりして、一緒に遊んでいます。ある日、下の娘がパパのネクタイで遊んでいたときのことです。最初はパパの匂いがするから落ち着くのかなと思っていました。
でも、近くの台所で料理をしていると、泣き声が聞こえたんです。なんとネクタイが首に巻き付いていました。すぐに対応しましたがヒヤッとしました。
上の子も、パパの靴を履いて「パパみたいでしょ」と言っていたら、ブカブカの靴の中で足を滑らせて、転倒して頭を打ったことがあります。信じられないことが危険につながるんだと思いました。
(お子さん2人のママ)
―― すくすくファミリーのみなさんは、どんな経験がありますか?
〇ビニール袋を頭からかぶって遊んでいたことがありましたね。
〇新生児のとき、タオルケットをおなかにかけて寝かせていたら、いつのまにかタオルケットが顔にかぶさっていました。
―― 坂本さん、このような予期せぬ事態のために、どうしたらいいでしょう?
首の周りに物は置かない
回答:坂本昌彦さん 特に1歳未満の場合、亡くなるような不慮の事故の多くが窒息だといわれています。タオルケットなど、首の周りにいろんなものを置きがちですが、基本的に置かないことが大事です。
事故を防ぐ工夫が大事
回答:坂本昌彦さん ブラインドのひもが首に絡まって亡くなったケースも報告されています。こういった事故は、静かに、一瞬で起こります。この場合は、ブラインドのひもをくくって子どもの手が届かないようにできます。そういった事故を防ぐ工夫が大事になります。
子どものけがの4~5割が顔か頭
回答:坂本昌彦さん 子どもが小さなころは、体に比べて頭が大きいので、どうしても重心が高くなります。そのため、転ぶと頭を打ちやすいわけです。子どものけがの4~5割は顔か頭だといわれています。
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