外では謙遜して子どもをほめられない。子どもが戸惑わない?
息子(1歳)の「動きたい欲」がすごいです。寝返りをしはじめたころは、周りの子のハイハイを見て、自分も動きたいけど動けなくて、くやしくて泣いていました。つかまり立ちをはじめたころは、ベビーガードのように置いていた大きめの座椅子をよじ登りました。自分の目線ぐらいの高さを乗り越えるのは、すごいと思いました。
ちなみに、毎晩寝息をかぐほど息子が大好きですが、今後心配なことがあります。家では、息子ができたことをたくさんほめますが、外でほかの人たちといるときは、謙遜して、できないことをおおげさに言ってしまいがちです。言葉を理解するようになったら、家と外での違いに戸惑わないか心配です。
(お子さん1歳のママ)
コメント:鈴木あきえさん(MC) 親として大きな課題かもしれませんね。誰かに子どもの話をするときは、謙遜するのが染みついています。例えば、初対面の人に子どもをほめられても、「そうなんです」とは言えず、「そんなことないですよ」と返してしまいます。たしかに、悩むところですね。
コメント:庄司智春さん ときには子どもを叱らないといけないとき、親として伝えたいことがありますよね。そんなときは、「ほめる」からはじめて、言いたいことを伝えて、最後に「ほめる」でフォローするようにしています。「ほめサンド」です。 私も謙遜が染みついていて、子どもをほめられても、「たいしたことはありませんよ、たまたまです」と言ってしまいます。でも、そのあとにフォローするようにしています。例えば、「あのときは、〇〇と言ってしまったけど、勘違いしないでね、本当は思ってないからね、お父さんかっこつけてしまったよ」のように、気持ちを正直に伝えるようにしています。間違ったことも素直に言うわけです。子どももわかってくれていると思います。
子どもは家の中と外をうまく切り替えている
回答:大豆生田啓友さん 子どもは、家の中と外をうまく切り替えているものです。親が外で言ったことも、「本当は違うよね」ときちんと聞き分けていることもあります。あまり気にしすぎないほうがいいかもしれませんね。
マイナスな面をあえて言ったり、他人と比べない
回答:大豆生田啓友さん 謙遜だとしても、マイナスな部分を外で言われるのは、誰でも、大人でも嫌だと思います。わざわざ外で言う必要はありません。よく、身内を悪く言うことがありますが、言われれば傷つきます。 4歳ぐらいになると、他の子と比べて自分がどうなのかが大きなテーマになります。例えば、「〇〇は、あの子より自分のほうができない」ことも、わかってきます。そんなことをあえて言われると、とても傷つくので避けたほうがよいでしょう。
PR