おうちで防災キャンプ(1)わくわく編
近ごろ、おうちでキャンプ気分を味わいながら、防災意識を高める「おうち防災キャンプ」が注目されています。家をテントに見立て、子どもと一緒に楽しくキャンプをしながら、災害を乗り切る力をつけましょう。
災害時は非日常が続きストレスになります。そのとき少しでも楽しめるように、おうち防災キャンプでわくわくするアイテムやアイデアを見つけておくと心強いですね。
講師: 今泉マユ子(管理栄養士/防災士)
ライト
最初のわくわくアイテムは「ライト」。暗闇の中で楽しい経験をしておくと、災害時停電したときにもその経験が生きてきます。
まずは、懐中電灯に蓄光テープを貼ります。蓄光テープは、太陽光や蛍光灯などにある紫外線を蓄えて光ります。
子どもはテープを貼るのが好きですよね。一緒に好きなところに貼ってみましょう。
暗闇の中でも光るので、懐中電灯に貼れば停電のときでも在りかがわかります。蓄光テープは「高輝度」のものを選んでください。
子ども自身が蓄光テープを貼ることで興味がわき、自分が貼った懐中電灯がどこにあるか覚えることができます。
ペットボトル
さらに、停電であわてないように楽しく過ごすアイテムは「ペットボトル」です。ペットボトルで、ランタンを作ってみましょう。
まず、ペットボトルに洗濯のりを半分くらい入れて、 ボンテンなどの飾りを入れましょう。飾りはビーズやビー玉でも大丈夫です。
そこに水を注げば完成です。
懐中電灯やスマホのライトで下から光をあててみると、きれいなランタンになります。洗濯のりの粘り気で飾りがゆったり動きますよ。
自分できれいなランタンが作れたら、暗闇も楽しくなりますね。
折り紙・あやとり
折り紙やあやとりひもなどは、避難時にあると助かるアイテムです。災害時のストレスを和らげ、退屈をしのげるので、ぜひ用意しておきましょう。
カンパン
次のアイテムは「カンパン」です。カンパンは「のどが渇きそう」「子どもは物足りないかも」と心配に思うかもしれません。そんなときは「味変 カンパンパーティー」をしてみましょう。
カンパンに、自宅避難時にも使える調味料やジャム、マヨネーズなどをトッピングするんです。
子どもは、慣れていない食べ物を食べないことがあります。事前にカンパンパーティーをして、好きな味を知っておけば安心です。いろんな味で食事の時間をわくわく盛り上げましょう。
エマージェンシーシート
次のわくわくアイテムは「エマージェンシーシート」。
シートに慣れていない子どもは、カシャカシャした音を嫌がる場合があります。おうち防災キャンプで体験しておきましょう。ぐるぐる巻きになって暖かさも確認してください。親子でくっつくと暖かくて安心しますね。
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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