子どもの生活リズム、整っていますか? 元気に育つには、バランスよく食べる・寝る・遊ぶことが大事です。でも、なかなかうまくいきませんよね。生活リズムと睡眠について、専門家と考えます。
専門家:
池田裕一(昭和大学 医学部 教授/小児科医)
工藤佳代子(東京家政大学 ナースリールーム 施設長/保育士)
子どもの睡眠時間が足りているか不安…
遅寝で生活リズムが遅いほうにずれているけど大丈夫?
昼寝と夜の睡眠のバランスはどのぐらいがいい?
決まった行動・決まった場所・決まったアイテムがあると、眠りに入りやすい
工藤佳代子さん
子どもにもいろいろなこだわりがあります。だっこがよかったり、添い寝でトントンされるのがよかったり、好きな絵本や歌があったり。また、ある程度決まった場所、決まったアイテムがあると眠りに入りやすいと思います。
子育ての中で、親子がべったりとしていられる時間は、それほど長くありません。大変な時期ですが、とても大事な時間でもあるわけです。そう考えながら過ごしていると、大人の側の受け止め方も変わって、子どもの様子も変わっていくのではないでしょうか。
寝ることがすべての基本になる
池田裕一さん
子どもにとって、寝ることが、体をつくる・脳の発達や認知をよくするなど、すべての基本になります。第一に寝ることを考えて、最初に寝る時間・起きる時間のリズムをつくることが大事です。大人は、活動する時間を中心に調整していきますが、子どもの発達のためには、寝る時間ありきで考えましょう。それから、日中の活動する時間を組み立ててあげることが大切だと思います。