なぜ、うんちが出ていても「出ていない」とうそをつくの?
息子はうんちが出ていても「出ていない」と言ってオムツを替えさせてくれません。「『出た!』と言ってくれたほうがうれしい」と伝えているのですが、なぜうそをつくのでしょうか?
(お子さん3歳3か月・1歳2か月のママ)
(お子さん3歳3か月・1歳2か月のママ)
子どもの恥ずかしさをふまえて、オムツにしたことを受け入れる声がけを
回答:汐見稔幸さん お子さんは、ふだんの生活で「きちんとトイレでしてね」「よくできたね!」「またオムツにしちゃったね」と言われることが繰り返される中で、「オムツにするのは恥ずかしい」という気持ちが少しずつ強くなり、あえて言わなくなったのでしょう。恥ずかしいという感情が、芽生え始めている時期だと思います。そうであれば、「いいのよ。だんだんできるようになるよ」と言ってあげることが大事だと思います。
健康なうんちが出ることは恥ずかしいことではないと伝える
回答:松井智子さん 日本は他の国と比べて「恥の文化」だといわれます。親子の会話でも、つい「恥ずかしいね」という言葉を使ってしまうことも多いと思います。うんちに関しては、「出ないとつらいよね」「出てよかったね」と声をかけて、健康なうんちが出ることは、恥ずかしいことではなく、いい状況なのだと子どもがわかっていけるように話してみましょう。
ほほえましい気持ちで見守るぐらいの余裕があると子育てが楽になる
回答:汐見稔幸さん 子ども自身が「うそを言うのは恥ずかしい」という気持ちが芽生えれば、自然になくなるだろうと考えてみましょう。子どもをほほえましく見守るぐらいの余裕があると、子育てが楽になると思います。
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