今、子どもの発達に不安を感じるママ・パパが増えています。衝動的な行動、こだわりが強い、コミュニケーションが苦手… 「もしかして、発達障害?」と思うことも。今回のすくすく子育ては1時間スペシャル「すくすくナイト」。発達の凸凹、子育ての悩みや支援について、専門家と一緒にじっくり考えます。
専門家・ゲスト: 久保山茂樹(国立特別支援教育総合研究所/臨床発達心理士) 広瀬宏之(横須賀市療育相談センター/小児精神科医) 平野真理子(卓球指導者/3児のママ)
子どもの発達が気になるときの相談先
子どもの成長が不安になったとき、ネットを検索すると、いろいろな診断名や特性などが出てきます。ただ、チェックリストなどでいくつか当てはまることがあっても、発達障害があると判断はできません。大切なのは「早期発見・早期治療」よりも、「早期出会い」です。実際に子どもの様子を見て、親の不安に寄り添ってくれる人・機関と出会ってつながることです。
いちばん身近なのは、地域の「保健センター」です。乳幼児健診のときに限らず、相談の窓口があります。保健センターの保健師には、担当の地域があります。自分の担当する地域で、子育てに不安があるという相談があれば、対応してくれます。あるいは、かかりつけの「小児科」に相談してもよいでしょう。
また、より専門的な相談は、「児童発達支援センター(療育センター)」でもできます。
さらに、子どものふだんの様子を知る、「保育園・認定こども園・幼稚園」でも相談ができます。そこから、より専門的な機関につなげてくれることもあります。
まずは、家族だけ、ひとりだけで抱え込まずに、このようなところで相談してみてください。もしかすると、すぐには対応ができないこともあるかもしれないし、担当者と合わないこともあるかもしれませんが、必ず支えてくれる人はいますから、どうかあきらめないで、つながってほしいと思います。
PR