子どもに私の言うことは伝わっている?

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2015/08/15

出典:すくすく子育て[放送日]2015/08/15[再放送]2015/08/21

1歳4か月のわが子はご飯を食べるとき、「食材を手でつかんで食べる」「フォークを左手で持つ、投げる」などして、遊びだしてしまいます。ちゃんとしつけるために、「そういうことしちゃダメだよ」と伝えているのですが、なかなか言うことを聞いてくれません。しつけは子どもが小さいころから言い聞かせることが大切だと思っています。しかし、小さい子どもには私の言うことがどれくらい伝わっているのか不安になります。(1歳4か月の子を持つママ)

ママの言うことは伝わっているけれど、子どもにもやりたいことがある

6429回答:大豆生田 啓友さん
子どもはママの言うことを聞いていますが、子どもにもそのときにやりたいことがあります。
言うことを聞いてくれないときは、「どうしてダメなの?! 私はこれがやりたいのに!」のような自分の気持ちをママにわかってほしいというメッセージが込められているのだと思います。
そのため、「あれもダメ、これもダメ」というように言い聞かせようとすると、子どもは自分の気持ちを全て否定されたと感じてしまいますよ。
例えば、子どもがいたずらに夢中になって、ご飯を食べてくれない場合は、いたずらに対して「そういうことしちゃダメだよ」と伝えるのではなく、「もうご飯はいらないの?」と聞いてあげてください。そうすると子どもは「ご飯はいらない」というメッセージを出し始めます。このように、ママに自分の気持ちを分かってもらえるとその経験から表現の仕方や態度を徐々に学んでいきます。

子どもの気持ちも大切に

9059回答:井桁 容子さん
子どもとママの気持ちにズレがあるかもしれません。
例えば、ご飯の最中に遊んでしまってなかなか食べてくれないときは、子どもは「遊びたい」けれど、ママは「ご飯を食べてほしい」のように、子どもとママの気持ちがズレてしまっています。このようなときは、ママが子どもの気持ちを受け入れましょう。ご飯を片付けてしまって、次に食べるときにきちんと食べるようにしてあげるといいと思います。
また、1歳ぐらいの子は、何かをするとき、自分に一番都合の良い方法を選びます。例えば、何をするのも左手を使う子は、左手に優位性があるということです。親が口を出し過ぎると、そのような子どもの特性が見えづらくなってしまうため、「ああしなさい」「こうしなさい」と言うのではなく、「この子はそれが得意なんだな」と見守ることも大切です。


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