親自身が運動することが苦手な場合、子どもには、どのように運動を教えればいいのでしょうか?
遊びの中で、運動の基礎をつくる
回答:鈴木 康弘さん 普段の遊びの中で、子どもに運動の基礎を作ることが大切です。 例えば、「とび箱」が跳べるようになるためには、「腕で体を支える」という基本の動きができていないと跳べるようにはなりません。 何かをするために必要な運動の基礎は、普段の遊びの中で、身につけることができるのです。 下記の遊びを参考に、運動を教えてあげてみてください。
■普段からできる「とび箱を跳ぶための基礎」を作る遊びの例
<クマさん歩き>
クマになったつもりで四つんばいで歩く。
自分の両手で体を支える動きを経験できます。
<はちみつボール>
はちみつに見立てたボールを、子どもの前方に向かって転がし、クマになりきった子どもがボールを四つんばいで追いかけて取りにいく遊び。
「クマになりきって、はちみつを食べに行く」という設定をつけることで、普段は行わない「四つんばいで走る」という動きを楽しんで遊んでくれます。
<ぞうきん競争>
ぞうきんがけをしながら競争をする遊びです。四つんばいの動きでも、ぞうきんはすべりやすいため、上記の「クマさん歩き」よりも難易度が高いです。
親は「運動ができるように教えないといけない」と思わない
回答:大豆生田 啓友さん 子どもに運動を教えるときに、親は「運動ができるように教えないといけない」と思わないようにしましょう。鉄棒やとび箱などは「できなくてはいけない」と親の方がとらわれすぎているところもあります。 子どもが「やりたい」と思っている運動から始めるのがいいと思います。 子どもは5歳くらいになると、自分がやらない鉄棒などの運動を他の子がやっているのを見て、その運動をやりたいと思うようになることもありますよ。
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