身のまわりのこと。どのように準備してあげたらいい?

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2021/02/20

出典:すくすく子育て[放送日]2021/02/20[再放送]2021/02/27

春から1年生の息子は、ひとりでウンチができるように練習しています。ウンチを我慢して泣きながら帰ってきたこともあったので、小学校ではひとりで行けるようにと思っています。でも、練習でできていても、トイレに行きたいときに先生に伝えられるか不安はつきません。
着替えも心配です。前後ろ反対に着たり、「ママ着替えさせて」とだだをこねることもあります。小学校ではひとりで体操着に着替えることもあるし、誰も見てくれないので、今から練習しています。
(5歳 男の子のママ)

着替えの手順やコツは教えてあげる

回答:宮里暁美さん

例えば、子どもが自分から服を着たときに前後ろ反対だったり、靴が左右逆だったりする場合、着心地や歩きやすさを考えて直してあげてもよいでしょう。そのとき、「すごく頑張ったけど、こっちとこっちで履いたほうが歩きやすいね」のように、子どものやりたい気持ち・自分でやったという気持ちを損なわないようにしましょう。そのように着替えの手順やコツを教えてあげることは大事です。

生活リズムを作るのは大人の役割

回答:宮里暁美さん

学校は、始まる時間・終わる時間が決まっています。その時間をいい状態で臨むためには、早く寝て、早く起きて、朝ごはんを食べるといった生活リズムが大事になります。この生活のリズムを作るのは、大人の親の役割です。
娘は2歳半ですが、今から小学校の給食のことが心配です。好き嫌いが多いので、小学校までに克服できるかどうか。給食はみんなで食べるので、少しでも残すと目立ちます。私自身がそのことで嫌な思いをしてきたので、娘に同じ経験をしてほしくはありません。少しでも人と違うと「あの子、ちょっと変わっているから」と言われたりしそうで、敏感になっているかもしれません。
(2歳6か月 女の子のママ)

「時間内に残さず食べなさい」は過去の話

回答:大豆生田啓友さん

親の中には「給食を全部食べるまで居残りをさせられた」といった苦い経験を持つ方もいます。でも、今は基本的にそのようなことはありません。食に関して言えばアレルギーを持つ子もいますし、いろいろな子どもがいます。その子に合った量や種類、食べるペースなどを認めながら、食事の時間をとっているので、心配するようなことはありません。もちろん、食べたいという気持ちや、嫌いなものにもチャレンジしてみようという気持ちは大事です。

家では食に親しむ経験を

回答:宮里暁美さん

例えば、親子で一緒にお好み焼きを作ってみたり、おにぎりをにぎってみたり。自分が作ったものだとパクっと食べられることもあります。食べることができたという経験で、「これだけ食べられるから、給食もきっとおいしい」と思えることもあります。そのように、家では食に親しむ経験を積んでおくといいかもしれません。
小学校にあがった後、ひとりで通学させるのが不安です。何か準備できることはありますか?

親子で学校までの道のりを確認する

回答:大豆生田啓友さん

安全に関わることなので、入学前に学校までの道を歩いて確認しておきましょう。練習というよりは、お散歩でよいと思います。親子で学校までの道を散歩して、「こんなすてきな場所があるね」「ここを曲がったほうが安心だね」といったことを、ひとつひとつ確認できます。何度か楽しみながら歩いてみると、子どもも親も安心ですね。
忘れ物など、持ち物についてサポートできることはありますか?

遊び感覚で前日に準備を

回答:大豆生田啓友さん

前日に準備するほうが安心かもしれませんね。子どもと一緒に、「鉛筆は入ったかな。連絡帳はどうかな。これも入れてみよう」のように、遊び感覚でよいと思います。遊びながら準備をして、「明日も楽しみだね」と思いながら寝ることができるといいですね。

子どものワクワク感を大事に

回答:宮里暁美さん

子どもは、ワクワクが元気のもとですよね。子どものいるところで「心配だ」と言い過ぎると、親の心配が子どもにうつることがあります。だから、子どものワクワク感をなくさないようにしてほしいと思います。

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