小学校に備えた習いごとは必要なの?
娘が年中なのですが、お友達がいろいろな習いごとを始めています。塾や英語やプールなどです。そんな話を聞いていると、うちは大丈夫だろうかと焦ってきます。娘はバレエがとても好きで週に1回教室に通っていますが、それ以上の習いごとは難しいかな、と思っています。園によって教わることが違うので、他の園の話を聞くと気になるし、ネットにもたくさんの情報があって心配になってきます。入学に備えた習いごとは、必要なんでしょうか。
(5歳 女の子のママ)
(5歳 女の子のママ)
つまずかないことより、つまずいたときにどうするかが大事
回答:吉永安里さん 入学前は、ひらがな・カタカナの読み書きや簡単な足し算・引き算などができるのか気になるかもしれません。でも、それらは1年生の最初のころ、夏休みくらいまでには学ぶものです。先取りしても、そのぐらいまでのことです。 むしろ、子どもはつまずかないことより、つまずいたときにどうするかが大事です。わからなかったときに、自分で考えて、先生や親に聞いてみたり、粘り強くあきらめずに取り組んだりするような力が育っていることのほうが大事だと思います。
子どもがつまずいたときは、一緒に考える
回答:吉永安里さん 子どもが小さなころは、自分だけで考えるのは難しいでしょう。そんなときこそ、親が一緒に寄り添って考えていくことが大切です。「どこがわからないのかな」「どうしようかな」のように、わからないことがあったら一緒に考えて、できないことがあったら一緒に頑張ってみる。子どもが「頑張ることが大事なんだ」と気づけるようになるといいですね。そのときこそ力がつくのではないかと思います。
習いごとで大事なことは「楽しい」「意欲を持てる」
回答:大豆生田啓友さん 小学校に備えた習いごとが必要かと聞かれたら「必要ない」と思います。バレエが好きであれば、それを楽しんで、いろんなことに意欲を持つこと自体が、子どもにとって大事なことです。親はそのことを大切にしてください。習いごとが多すぎて、“させられる”と感じるようになると逆効果です。かえって学びの意欲を失わせてしまうことのほうが心配だと思います。
スタートカリキュラムとは?
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