いつどこで起きるのかわからない災害。小さな子どもがいる家族は、どんな準備をしておけばいいのでしょうか。用意しておきたい防災グッズについて考えます。
今回は、ママバッグの中身について考えます。
講師: 国崎信江(危機管理アドバイザー) 赤ちゃんの命と健康を守るためには、荷物を割り切ることが大切です。コンパクトでたくさんの使い道のあるものや、1回で使いきれるものがおすすめです。
移動中や外出先で災害が起きたら何が必要になるのでしょうか。
1歳のお子さんを持つママに、いつも持ち歩いている「ママバッグ」を見せてもらいました。
ベビーフード、液体ミルク、おやつ、おしりふき、着替え、おむつなどが入っています。液体ミルクは災害時にも役立ちますね。
保険証などの通院セットは1つにまとめてポーチに入っていました。一般的なママバッグだと思います。
これらの赤ちゃんグッズに加えて、災害用にあれもこれも持って行くのは大変です。いつものママバッグに、最小限の防災アイテムをプラスしましょう。
おすすめの防災アイテムは、助けを求めるときに鳴らすホイッスル、へッドライト、モバイルバッテリー、バンダナ、携帯トイレ、マスクなどです。
赤ちゃんのことを思うあまり、自分に必要なものを忘れてしまいがちなので、気軽に食べられるゼリー飲料やシリアルバーなどがあると安心です。
災害時には、たくさんの使い方ができるものが役立ちます。100円ショップでも手に入るゴミ袋(黒)は、レジャーシート、雨や寒さの対策になるボンチョ、携帯トイレ、間仕切りの代用にもなります。
これらの防災アイテムをポーチにまとめてママバックに入れておきましょう。重さは500mlペットボトル1本分ぐらいになります。
赤ちゃんに必要なものが入っているママバッグに、最小限の防災アイテムがあれば、外出中に災害にあったときも、家から避難所に避難するときにも、そのまま持っていけるので安心です。
ぜひ、ママバッグの中身を見直してみましょう。
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