余裕がなくて甘えに応じられないときは?
適切に甘えさせることは大事だと思います。でも、仕事や家事などで余裕がなくて、甘えに応じられないとき、どうすればいいのでしょう?
子どもの気持ちに気づいて目を向ける
回答:福丸由佳さん 親は「甘え」をひとくくりに考えがちですが、「寂しい」「不安だ」「こっちを向いて」など、子どもからのさまざまなメッセージが込められています。対応するには、その背景や経緯を見極めることが重要です。 大事なのは、甘えに応じられないときでも、子どもの気持ちに気づいて、目を向けることです。 余裕がないときは、「やってほしいんだね。でもちょっと手が離せないから、あとでね」など、いったん気持ちを受け止めつつ、こちらの状況も伝えてみましょう。子どもが「自分の気持ちがわかってもらえた、拒否されたのではない」と少しでも感じられることが大切です。
その場で応じられないときは、後から声をかけてみる
回答:福丸由佳さん 手が離せないなど、その場で応じられないときは、後からでも声をかけてみましょう。寝る前に意識してスキンシップしたり、「さっきは手が離せなかったの。よく我慢したね。がんばったね。ありがとう」と言葉をかけたりできるといいですね。 ちゃんと自分を見てくれる、わかってくれる、何かあったときには聞いてくれる、そんな存在が自分にはいる、と思えるだけでも安心につながるのです。
大人も甘えることが大事
回答:福丸由佳さん 子どもの甘えが煩わしいと感じるときは、親もストレスがたまっていたり、疲れていたり、困っているのかもしれません。そんなときは、大人も甘えることが大事です。周りの人に、ちょっと頼ってみる、気持ちを伝えてみる、子どもを預けたり、体を休めたり。大人も甘えることが必要なときもあります。
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