親子で発見! 科学あそび(2)水と油の不思議
親子で一緒に、科学の不思議さを楽しんでみませんか?
身のまわりの科学を遊びにすれば、子どもは興味津々になります。子どもの「なぜ?」という好奇心を育てることにつながりますよ。
今回のテーマは「水と油の不思議」です。
講師: 川村康文(東京理科大学 理学部 教授) 専門は自然エネルギー、理科教育など。子どもの科学教育にくわしい。
石けんであぶり出し
まずは「石けんであぶり出し」で遊んでみましょう。
好きな色の折り紙を選んで裏返します。
裏側の白い面に、石けんで好きな絵を描いてみましょう。
このままだと絵は見えません。
紙を水の中に入れると……
絵があぶり出しのように浮かび上がってきました!
石けんには、水になじみやすい性質があります。そのため、石けんで描いた部分だけに水がしみこんで、絵が見えるようになるんです。
ペンで書いた魚が泳ぐ!?
もうひとつ、不思議なお絵描き遊びをしてみましょう。
アルミホイルに、ホワイトボード用のペンで絵を描き、中を塗りつぶします。
描いた絵が乾くまで30秒程度待ちます。
※絵柄などによって乾く時間が異なります
これを、絵の端からそっと水に入れていくと……
描いた絵がアルミホイルからはがれて、水にプカプカと浮かびました!
※ペンの種類によっては、はがれにくいことがあります
ホワイトボード用のペンのインクには油が入っています。油は水の上に浮かぶので、インクで描いた絵も水の上に浮くのです。
どの野菜が水に浮かぶ?
どんなものが水に浮かぶのか、身近な野菜で試してみるのも面白いですね。
浮くかどうかは、大きさや重さで決まるのではなく、密度が水より大きいかどうかで決まります。密度が水より大きいと沈み、小さいと浮くのです。
いろいろな野菜で試してみましょう。
子どもに「どうして?」と聞かれて、パパやママがこたえられないこともありますよね。でも、それはとてもよいことです。「難しいね。一緒に考えよう」と共感してあげることが大切です。身近なもので、いろいろな発見をしてくださいね。
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