おうち時間の過ごし方 Q&A(4)子どもの人間関係の悩み
新型コロナウイルスによる外出自粛期間には、「家でずっと子どもと過ごすのに疲れた」と悩みや過ごし方についての質問が番組に寄せられました。そんなみなさんの心配や疑問について、子どもの発達に詳しい遠藤利彦さんにおこたえいただきます。
今回のテーマは、おうち生活での、子どもの人間関係の悩みです。
専門家: 遠藤利彦(東京大学大学院 教授/発達心理学)
ひとりっこなので、友達と遊べず心配……
子どもの想像力を信じてみましょう
回答:遠藤利彦さん 子どもの想像力は限りがありません。研究の世界では、ひとりっこの子どもは「想像上の仲間」を作りやすいといわれています。実は、一般的に「想像上の仲間」は子どもの発達の中で広く認められているのです。そのような子どもの力を、少し信じてみてはいかがでしょうか。
みんなのアイデア
ここで番組ホームページに寄せられた「ひとりでも遊べる」アイデアを紹介します。
バケツで太鼓
バケツを風呂敷で包んで腰に巻いたら、即席鼓笛隊に早変わりです。
バルーンマット
布団圧縮袋に風船を入れて作ったもの。子どもならこの上で遊べるそうです。
お絵かきモグラたたき
カマキリやセミなど、好きな絵を書いて、名前を言った絵をモグラ叩き! スピードアップすると、ゲラゲラ笑いながら楽しめるそうです。
いつもきょうだいゲンカになってしまう。どう見守ればいい?
ぶつかることは自己主張のトレーニング
回答:遠藤利彦さん 基本的に、ぶつかることは自己主張の大切なトレーニングです。同時に、自分の気持ちを調節することを学んでいきます。どちらかが悪いといった接し方をすると、子どもたちの不満になります。それぞれの言い分を引き出してあげるとよいでしょう。
みんなのアイデア
ここで番組ホームページに寄せられた「きょうだいで楽しめる」アイデアを紹介します。
風船でいろいろ遊び
100円ショップで買ってきた20個入りの風船が大活躍! たくさん膨らませて、風船を投げ合ったり、ゴミ袋でキャッチ! これでケンカがなくなったそうです。
3きょうだいでおやつ食い競争
洗濯ハンガーにおやつをつるして、3きょうだいでおやつ食い競争!
みなさんも、お子さんに合った遊びを探してくださいね。
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