子どもにおもちゃを与えて、一人で遊ばせてばかりいませんか?
ママやパパも忙しいので、いつも子どもの相手をしているわけにはいかないでしょうけれど、ときにはじっくり向き合って、子どもの遊びにとことん付き合ってみましょう。楽しい時間を共有することで、親子の絆も深まるかもしれません。
今回は「大人も一緒に遊べるおもちゃ」をご紹介します!
おもちゃは“子守”のための道具ではない
おもちゃは周りとのコミュニケーションを引き出すためのもの。子どもを一人で遊ばせる “子守” のためにあるわけではありません。おもちゃを与えるだけでなく、大人も関わって一緒に遊びましょう。
子どもからお年寄りまで楽しめる昔ながらのおもちゃや、年齢に応じて難易度を変えていけるおもちゃもあります。
ママやパパはもちろん、年末年始の帰省時などは、おじいちゃんおばあちゃんも巻き込んで、一緒におもちゃで遊んでみてください!おもちゃを通して、新たな楽しいコミュニケーションが生まれるはずです。
親が一緒に楽しめるおもちゃを 子どもにとって、おもちゃは単に遊んで楽しいというだけではなく、自分、おもちゃ、親という3つの関係を通して社会性を学んでいきます。 これを「三項関係」と呼びますが、おもちゃを介してお互いの視線や気持ちを共有し、新しいことばを学んだり、より高度なコミュニケーションを身につけます。 そのため、おもちゃはいくつ与えても大丈夫ですが、ポイントはおもちゃの数ではなく、親も一緒に遊ぶことが重要です。その意味では、親が一緒に楽しめるようなおもちゃを選んで与えるのもとてもいいことだと思います。
引用元記事:
四歳頃からの遊び 幼児期におけるゲーム遊び(カードゲーム・ボードゲーム)には、一言では表現できないさまざまな楽しさがあります。早め早めのものを選んで発達を急がせないことが大切です。おもちゃもゲームも難しいものを早めに与えがちですが、少し前の発達段階のものを与え、十分に遊び込んで下さい。ただし、今まで遊び込んでこなかった人は、いきなりゲームより、おもちゃで遊び込む方が後でよく発達します。「質の高いおもちゃで遊び込む体験」は非常に重要なのです。 おもちゃというレンズを通して、わが子の発達段階がつかめなかった人も、ゲームでは、わが子の性格、考え方、思考回路、やる気、落ちつき、集中力、クセ、気分、体力、セルフコントロール(自己抑制)、協調性、判断力、言葉、表現力、忍耐力、先見性、ルールや順番を守る力、ほかにもさまざまな目に見えないわが子の内面の発達段階をつかむことができるでしょう。つかんだものを手がかりに、長い時間をかけて、子どもと一緒に歩き、見守り、手助けしてゆくことになります。ゲームの方が親はやりやすいのですが、あせらずにおもちゃでの遊び込みを続けて下さい。 幼少期の時期はアッという間ですが、子どもの時の記憶は一生持ちつづけます。 やがて時期がくると、遊びの経験は小学校に入学して「学ぶ」ときの確かな学習の基盤となってゆきます。この時期になって、やっと「質の高いおもちゃ」に出会ったことを感謝することでしょう。 引用書籍『遊びとおもちゃ』著者・志田紀子(学陽書房)
おもちゃのプロ・山口裕美子さんセレクト!「大人も一緒に遊べるおもちゃ」リスト
おもちゃコンサルタントマスター・山口裕美子さんが、数多くのおもちゃの中から「大人も一緒に遊べるおもちゃ」をセレクト。おすすめのポイントや遊び方の工夫なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪
キュボロ (cuboro) キュボロ ベーシス [正規輸入品]
積み木のようなパーツをつなげて、ビー玉の通り道を作って遊ぶおもちゃです。高額ですが品質が良く、一生もののおもちゃ。きっとお孫さんの代まで使えます。
駒・駒入れ・盤のすべてに国産のヒノキを使用し、国内で生産。駒を置いたときにパチッといい音がします。おじいちゃんおばあちゃんと遊ぶのにも、おすすめです。遊び方をわかりやすく解説したガイドブック付き。
AMIGO(アミーゴ) リング・ディング(日本語説明書付き) Art20687
カードの絵のとおりにヘアゴムを指に通し、そのスピードを競うゲーム。 早く完成した人がベルを鳴らします。高齢の方が手を動かすためのアクティビィティにも使われているおもちゃです。おじいちゃんおばあちゃんとも楽しめます。
New かえるさんジャンプ ゲーム (VIKING TOYS スウェーデン)
かえるさんを指で弾いて飛ばせるおもちゃ。指先を使ったゲームができます。バケツを的にしたり、飛ばしたのをキャッチしたり、飛距離・高さを競っても楽しめます。オリジナルのルールを作って遊ぶことができます。カエルさんを食材にみたてて、おままごとにも使えます。
サイコロの目で出た色のスティックを抜いていくゲーム。ルールの説明が簡単なので、小さい子からお年寄りまで楽しめます。ツルツルしているところでは遊びにくいので、ハンカチなど布を敷いて、その上で遊びましょう。
日本の伝承おもちゃである「紙相撲」。パッケージがそのまま土俵になります。自分たちで手を動かして作るところも魅力です。金太郎、河童、干支など日本の伝統のものが力士になっています。自分のオリジナル力士も作れます。
10枚のタイルを使って、色の線をつなげていくゲーム。小さい子はタイルを並べるだけ、もう少し大きくなったら一色だけつなげる、すべての色をつなげるなど、難易度を変えて遊ぶことができます。
「タントリックス ディスカバリー」のコンパクト版。タイルの枚数が56枚と多いので、遊びが広がります。収納バッグもついていて、持ち運びにも便利です。
色と形の問題があって、それをクリアしていく、頭を使うゲームです。
問題がまだ難しくても、好きなように組み立ててみたて遊びができるので、子どもから大人まで楽しめます。小さな子は誤飲にご注意ください。
絵の通りに輪ゴムをかけていくゲーム。小さい子も楽しめます。図案のカードを差し込めるようになっており、自分描いた絵を図案として使うことも可能。ひっかける作業で指先を使います。輪ゴムなので、なくなっても買い足せるお手軽さも魅力。小さな子は輪ゴムの誤飲にご注意ください。
コマ型のラトルです。なめても大丈夫な形と塗料で、0か月から遊べます。赤ちゃんでも回せる、成功体験しかできないコマです。カラフルなデザインで、回っている姿が美しい!
職人の方がひとつひとつ手作りしている日本の伝承おもちゃのコマ。回すと、中に富士山の絵が浮かび上がってくるデザインです。
メスピ/MESPI/木製ゲーム/チロリアン・ルーレット/ME10100
コマを回して玉をはじき、くぼみに入った玉の点を計算して、競うゲーム。玉をはじくときの「パチッ、パチッ」という音がいい。家族みんなで楽しめる、コンパクトなゲームです。
魚の絵と漢字で、神経衰弱を楽しめるカードゲーム。漢字が読めなくても、絵で合わせられるので、3歳くらいの小さい子から遊べます。魚は貼り絵で作られており、和の美しさを感じられます。
Gigamic ギガミック Quarto! mini クアルト! ・ミニ (正規輸入品)
縦、横、斜めにコマを並べる四目並べ。コマの色、高さ、形、穴の有り無し、の4種類の要素で揃えて並べていきます。コンパクト版のミニは持ち運びに便利です。
お手玉は、昔ながらの日本の伝統おもちゃ。投げて遊んだり、体に挟んだり、色々な遊び方ができます。おじいちゃんおばあちゃんに遊び方を教わるのもいいですね。重さは40gのものがおすすめです。
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Amazon.co.jp: すくコム: おもちゃ
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「大人も一緒に遊べるおもちゃ」いかがでしたか?ママやパパも夢中になって遊ぶと、お子さんもきっとうれしいはず!ぜひ親子で楽しめるおもちゃを探してみてください♪
< お話を伺った専門家 >
■山口裕美子さん
おもちゃコンサルタントマスター・芸術教育研究所客員研究員。おもちゃの開発デザイン、テレビや雑誌などの手作りおもちゃ・親子遊びの指導、監修なども多数。「やまぐち先生の一日一絵 ほっこり親子あそび」を連載中。
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