みなさんは「育児書」を読むことがありますか? 育児への考え方は千差万別ですから、自分にぴったりの本に出会うのは、なかなかむずかしいものですね。
そこで今回は、育児書探しの道しるべとして、ママの気持ちをやさしく励ます、おすすめの育児書を集めてみました。
「今のあなたは素敵です」と悩めるママを応援
NHK Eテレの育児情報番組「すくすく子育て」でも、おなじみの大日向雅美さんの書籍。
“イライラするのはよいお母さんの証拠です。” 表紙に書かれたこのひと言だけで、安心するママもいるのではないでしょうか。
『おひさまのようなママでいて』は、長年にわたり育児不安を研究し、多くのママをサポートし続けている著者が、ママたちの胸の痛みに、やさしく寄り添う1冊です。
1問1答形式で、気になる項目から読めるので、落ち着いて本を読む時間がなくても大丈夫。子どもへの接し方、きょうだい問題、夫との関係、子どもの巣立ちまで、心に響くアドバイスが満載です。
『おひさまのようなママでいて』
作:大日向 雅美
出版社:幻冬社
今、このときがつらいと感じるママに
子育てまっただ中は、目の前のことに精一杯で、ときには押しつぶされそうになることもあります。
そんなとき、ふと立ち止まらせ、励ましてくれるのが、歌人・俵万智さんの歌集『生まれてバンザイ』。自身の子育ての一瞬一瞬を、愛おしく切り取るように詠んだ短歌の数々がおさめられています。
一つひとつどの歌も、読めばきっとあなた自身の歌となって、胸を熱くすることでしょう。今、このときがつらいと感じるママに、ぜひ手に取ってほしい1冊です。
『生まれてバンザイ』
作:俵 万智
出版社:童話屋
「ぐりとぐら」の作者が贈る子育てへのメッセージ
「ぐりとぐら」をはじめ、数々の名作を手がける絵本作家・中川李枝子さんの著書が『子どもはみんな問題児。』です。
17年間つとめた保育園でのできごと、自身の育児などを振り返りながら、子育てをするママやパパに、きっぱりと、そしてあたたかなメッセージを送る本書。
「いざという時、子どもは強い」「子どもが一番いやなのは夫婦げんかです」など、頼もしい言葉、耳が痛くなる言葉・・・ 何かにハッと気づかされる言葉が、この本のどこかできっと見つかると思います。
『子どもはみんな問題児。』
著:中川 李枝子
出版社:新潮社
あの人は何を読んでる? 育児書選びのヒントに
ママを応援してくれるのは、いわゆる育児書だけではありません。マンガや文芸書、絵本が育児書がわりになったという人もいることでしょう。
『127人が選んだわたしの好きな育児書』では、著名人を含む127人のママ・パパが選んだ、辞典からコミック、絵本まで、新旧の育児書157冊を紹介しています。育児書選びのガイドブックとしても、活躍してくれそうです。
『127人が選んだわたしの好きな育児書』
出版社:クレヨンハウス
育児書を選ぶときにいちばん大切なのはきっと、それを読むことで元気が出て、前向きになれることです。ぜひ、あなたの気持ちにぴったりと寄り添う、最高の1冊を探してみてくださいね。
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