赤ちゃんに何をしてあげればいいのかわからない。どれくらい働きかけてあげればいいの?
現在、育児休業中です。パパが仕事でいない日中は、2か月の娘と2人きりですごしています。コミュニケーションをとろうと話しかけたり、手を握って動かして遊んでみたりはするのですが、だんだん自分が飽きてきてしまいます。だっこして、間が持たなくなって、テレビを見たりして無言になってしまいます。自分の手が空いているときには常に何かしてあげなければいけないのにできていないという罪悪感も感じています。でも、どんなことをしてほしいと思っているのかがわかりません。親の働きかけは、どれくらいすればいいのでしょうか。
(2か月の女の子のママ)
(2か月の女の子のママ)
赤ちゃんがコミュニケーションの出発点。シンプルに返すだけでもいい。
回答:久保山茂樹さん とても一生懸命お子さんに関わろうとしていらっしゃる様子が伝わってきますね。 例えば、赤ちゃんが「あー」と声を出したときには、「あー」。「うー」と言えば、「うー」とそのままシンプルに返してあげるだけでもいいのかなと思います。そうすることで、赤ちゃんは、自分が発信したことをつかまえてくれている、わかってくれていると考えます。 大人は、赤ちゃんが「あー」と声を出すとこちょこちょとくすぐったり、なでてあげたりしたくなるのですが、そうすると、大人のペースでコミュニケーションが進み、赤ちゃんの発信に対して返したことにはなりません。赤ちゃんの「あー」には「あー」とそのままシンプルに返すだけでいいと思います。そうすれば、大人も楽ですし、赤ちゃんも、もっと声をだしてみようという意欲につながります。 シンプルに言葉を返す以外に働きかけの種類を増やしたいときには、スキンシップをしたり、優しく歌ってあげることも一つの方法だと思います。 声がかかるときに体に触れられて、それが心地よい刺激だと、この声は気持ちがいいな、もっと聞きたいな、私もだしてみたいという、コミュニケーションの意欲につながっていきます。例えば、「一本橋こちょこちょ」のような手遊び歌などもいいかもしれませんね。 また、お母さんがテレビを見ることが悪いということではありませんから、テレビなどから音楽が流れてきたときに、それに合わせてだっこしながら体を揺らしたり、一緒に歌ってあげたりするという使い方もあると思います。 大事なのは、赤ちゃんがコミュニケーションの出発点ということです。赤ちゃんが何か発信したことに対して、それを受け取って同じように返してあげるよというやり取りができるといいなと思います。
赤ちゃんの反応があまりなくても、話しかけることに意味はあるの?
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