子どもはおもちゃで遊びっぱなし。そして、片づけはいつも親・・・そんなお悩みをお持ちのみなさんに、子どものお片づけ習慣が身につく親の関わり方を紹介します。
教えてくれるのは、幼児の生活や保育についての専門家、松田純子さんです。
子どもの発達を見ながら、適切な時期に片づけの習慣化をすすめていくことは大事だと思います。まずは、親が一緒にやることから始めていくといいのではないかと思います。 (松田純子さん)
今回は、「おもちゃの量と片づける場所を決めよう」です。
妹が生まれたのを機に、お兄ちゃんたちのおもちゃを少し整理したいと考えているママ。でも、どこから手をつけたらいいか・・・増え続けるおもちゃの整理はどうしたらいい?
松田さんによれば、 ・「きょうだいが増えて遊ぶ場所が必要だから、本当に遊びたいおもちゃ以外は片づけましょう」などと、片づける目的や理由をはっきり伝えるのがよい ・幼い子にとっては、自分で使いたいものだけを選ぶことが難しいので、「どっちをとっておく?」と子どもに選ばせるとよい。子どもに「自分で決めた・選んだ」という経験をさせることが大事
お兄ちゃんたち、少し迷いながらも選ぶことができました。
子どもが選ばなかったおもちゃは、いったん、子どもの目に触れない場所にしまっておきます。
しばらくして、遊んでいるおもちゃに飽きてきたら、しまっておいたおもちゃと入れ替えてみましょう。子どもは新鮮な気持ちで遊べます。
おもちゃがたくさんあって、おもちゃ箱もたくさんあるので、何をどこにしまったかわからなくなることが多い・・・どうしたらいい?
松田さんによれば、 ・幼児の場合、3つ以上の数は“たくさん”という認識で複雑だと感じるもの。まずは3種類のおもちゃの片づけを目標にする
最初の段階では、よく遊ぶ3種類のおもちゃを、それぞれ元の場所にしまえるようになることを目指しましょう。
例えば、ブロック・おままごと・自動車がよく遊ぶ種類であれば、それぞれを片づけるおもちゃ箱を決めます。裏にクリップがついた名札ケースなどを利用して、目印となるラベルをつくり、おもちゃ箱につけるとスムーズに片づけができます。
みなさんもやってみてくださいね。
まいにちスクスク「子どもと一緒にお片づけ習慣」の番組記事
- (1)お片づけする時の上手な声のかけ方
- (2)「おもちゃの量」と「片づける場所」を決めよう!
- (3)子どもが片づけたくなるアイデア
- (4)子どもの作品の整理と片づけ
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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