どうしてもモノがあふれてしまいがちなキッチン。特に小さい子どもがいると、モノが増えてしまいますよね。毎日使う場所だからこそ、ちょっとした心がけや工夫でぐっと快適になります。
育児情報番組「まいにちスクスク」でご紹介した整理・収納術をまとめました。
講師:本間朝子(知的家事プロデューサー) 効率よく家事をするというのは「手を抜く」ことではなく「ムダな手間を省く」ことです。 浮いた時間は、お子さんとふれあう時間にあてましょう。
調理台にモノがあふれて…
7か月の男の子がいるご家庭のキッチン。離乳食のセットなどをしまう場所が分散しているのが悩みだそう。
<調理台に置くべきモノを把握しよう>
整理整頓の基本は、持っているモノを把握すること。まずは、調理台の上にあるモノを全て広げてみます。次に、モノを「いる」「いらない」「別の場所に移動する」に分けていきます。
このように、調理台に置くべきモノを把握してモノを減らせば、調理台がこんなにすっきり。
<空箱や紙袋を収納に活用>
整理収納をする場合、カゴやケースなどの「収納グッズ」を先に購入しがち。でも、買ってはみたものの結局は必要なかったり部屋に合わなかったり。収納グッズを買う前に、余ったお菓子の空箱や紙袋などがないかチェックしてみましょう。
例えば、紙袋は次のように工夫すれば収納になります。
①持ち手の部分を切り取ります。
②入れるモノの高さに合わせて内側に折り込みます。
③これだけで、収納ケースに早変わり!
紙袋やお菓子の箱を収納ケースにして、分散していたモノをまとめると、調理台を整理してできたスペースに、すっきり収まりました。
L字型のキッチンの場合は、少し奥が取り出しづらい場合があります。そんなときは、紙袋の取っ手を切って、テープで内側に貼り付けると取り出しやすくなります。
作ったケースが不要になったら、ためらいなく捨てられるのもいいですね。
「ダイニングテーブル置きっぱなし」問題なんとかしたい!
続いて、パパのモノや郵便物が置きっぱなしになって困るというダイニングテーブル。
<置き場所を決める>
置きっぱなしをなくすには、「置き場所を決める」ことです。
パパのモノや郵便物を仮置きできるスペースを作りましょう。マスキングテープで区分けすれば、修正もすぐにできますよ。
「パパ用コーナー」「郵便物コーナー」を作って、「食事のときは移動する、1日1回夜などに戻す」というように使っていきます。これが習慣になったら、トレーを置いて定位置にしてもいいですね。
モノの定位置が決まると、すっきり片づきます。
冷蔵庫をきれいにキープしたい!
1歳6か月の男の子がいるご家庭。まだ住み始めたばかりなので、キッチンをなるべくきれいな状態に保ちたいそうです。
<ドアポケットをきれいにキープ>
冷蔵庫のドアポケットは、調味料などを入れることが多いですよね。液だれすると掃除が大変です。
そこで、ドアポケットにキッチンペーパーを1枚敷いておきます。汚れても交換するだけでいいので掃除がとてもラクになります。
<冷蔵庫のモノをグルーピングで整理>
冷蔵庫の奥に入っているモノは、取りづらいので何があるのか忘れがちです。中にあるものを把握していないと、同じものを買ってしまったり、ものが増えて掃除もしづらくなりますよ。
そこで、グルーピングをして種類別に分けたものを、トレーなどにまとめて入れておきましょう。トレーを出して掃除ができるので、とってもラクになります。
「賞味期限が近いモノ」をトレーにまとめましょう。ここから使うようにすればムダにならずにすみます。
野菜室にも「使いかけコーナー」を作ってみます。ここから使うようにすれば、冷蔵庫の奥からしなびてしまった野菜を発見することがなくなります。汁などがこぼれてもトレーの中を洗うだけで冷蔵庫は汚れません。
<冷蔵庫の「上」をきれいに>
実は、冷蔵庫の上はホコリや油で結構汚れています。
冷蔵庫の上にラップをかけると、汚れが付くのをカバーできます。上部に吹き出し口などがある冷蔵庫の場合は、そこを避けてラップを貼ってください。貼ったラップは定期的に取り換えるだけで面倒な掃除がなくなります。
家事は完璧を目指す必要はありません。まずは、1か所だけ、15分だけなど、小さくスタートしましょう!
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