下の子が生まれてから、上の子が赤ちゃん返りしたようで悩んでいます。お着替えや、夜寝るときなど、以前は一人でできていたのに「ママと一緒じゃないとできない」と言うようになりました。下の子を授乳していても、かまってほしいようで甘えてきます。かまってもらえないと、すねてしまって、おもちゃを乱暴に扱うこともあります。私ひとりで子どもたちをみるのは大変で、上の子にどう接すればいいのか考えています。
(3歳4か月の男の子と6か月の女の子をもつママより)
赤ちゃん返りは「自分をみてほしい」のあらわれ
回答:小島康生さん 同じような経験があるママ・パパも多いのではないかと思います。上の子の立場で考えると、下の子が生まれてから、それまでのようにママを独占できなくなって、動揺して、「自分にとっての危機」と受け止めているかもしれません。 赤ちゃん返りは、赤ちゃんのようにふるまうことで「まだ僕はこんなに手がかかるよ」と親にアピールして、自分をみてもらおうとする、生き物としての適応的な行動だと思います。
上の子をしっかりフォローする
回答:小島康生さん ママが1人で子どもたちの面倒をみるときは、どうしても上の子に関わってあげられる時間が限られてしまいます。パパが家にいるときは、パパに下の子をみてもらい、上の子と一緒に過ごす時間をしっかりと作ってあげてください。あるいは、パパや祖父母など、周りの大人が上の子をフォローするようにしましょう。
1人で2人の子をみるときは、上の子をどうフォローすればいいでしょう?
上の子に見通しを立ててあげる
回答:小島康生さん 例えば、上の子が見通しを立てられるように、「妹を寝かしつけた後に、一緒に遊ぼうね」といったことを伝えてあげましょう。自分で見通しを立てて、気持ちをコントロールすることも、子どもの成長にとって大事なことです。上の子にとっての「成長のチャンス」でもあるのです。
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