運動神経を伸ばすにはどうしたらいい?

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2018/09/29

出典:すくすく子育て[放送日]2018/09/29[再放送]2018/10/06

4歳になる長男は、体を動かすことは大好きですが、どちらかといえば運動が不得意だと思います。例えば、同年代でうまくボールを蹴ることができる子がいますが、うちの子はうまくありません。いろいろな動きの練習になればと、本人が希望した体操教室とサッカーチームに入っています。でも、できないとすぐに飽きて、なかなかやる気になってくれません。運動は苦手より得意なほうがいいだろうと思いますし、小学校にもつながっていくと思うので、伸ばしてあげたいのですが、どうすれば運動神経が伸びるのでしょうか?
(4歳と1歳5か月の男の子をもつママより)

個人差はあるが、経験の繰り返しで伸びる

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

もちろん子どもの運動能力を伸ばしてあげることはできます。生まれながらに持っている素質は決まっていますが、動きの経験を何度も繰り返すことでうまくなります。個人差はありますが、その子の能力として、いろいろなことができるようになっていきます。

年齢的に向いていない運動もある

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

子どもの年齢によっては難しい運動もあります。例えば「ボールを蹴る」動作は、難しい動きの組み合わせです。片足でバランスをとって静止するだけでも難しく、その上で足を振りかぶって蹴る。さらに、ねらった方向にボールを飛ばすために、ボールを蹴る場所もコントロールしないといけません。うまくボールを蹴るためには、いろいろな動きが要求されるわけです。
練習を繰り返せば、はじめは空振りしていた足がボールに当たるようになり、うまくなっていきます。大人と同じような動きができるようになるのは、7歳ぐらいまでかかると医学的な経験則で知られています。その子なりのできることをみていきましょう。

日常生活の中にも動きがある

吉田伊津美さん回答:吉田伊津美さん

運動はスポーツに限ったものではなく、日常生活の中にも“動き”があります。ですので、生涯にわたって健康な心と体を保つという意味でも、幼児期に多様な動きの経験をしておくことは必要だと思います。

息子は、周りと比べて自分ができないと、すぐにしなくなってしまいます。そういった壁を超えられなくて「嫌だな」となっているときは、無理にでもやらせたほうがいいのでしょうか?

周りの子どもと比べず、できたことを褒める

榊原洋一さん回答:榊原洋一さん

うまくできる子を目標にして「あの子ぐらいにできるようにやりなさい」といったことを子どもに言うのは注意してください。子どもの性格による部分もありますが、それでは子どもがめげてしまいます。周りと比べるのではなく、本人ができたことを褒めてください。「この前よりできるようになったね。練習するとうまくなるよ」と声をかけて、子どもを心理的にサポートしていきましょう。


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