さまざまなおもちゃに囲まれている現代の子どもたち。子どもは「遊び」から多くのことを学んでいます。そんな中、改めて見直されているのがおはじきやコマなどの「昔あそび」。親子で昔遊びを楽しんでみてはいかがですか?
今回は「コマ」を紹介します。
講師: 山田修靖(東京おもちゃ美術館 おもちゃ学芸員/ベーゴマ全国チャンピオン) みなさんにコマの魅力を伝えたいと思っています。コマを上手に回して楽しんでみてください。
いろいろなコマ
コマには、いろいろな種類があります。いくつか見てみましょう。
透明ゴマ
これは「透明ゴマ」です。
透明ゴマを回すと、模様が浮き出て富士山のような山が見えるのが特徴です。
逆立ちゴマ
続いて「逆立ちゴマ」です。
逆立ちゴマを回すと、いつの間にか逆さになるんです。
すごろくゴマ
これは「すごろくゴマ」です。
回したコマが倒れた場所の番号で占いができるんです。
ひねりゴマを回してみよう
透明ゴマや逆立ちゴマは、コマの棒を指でつまんで、ひねって回す「ひねりゴマ」です。
指先の使い方や力加減が、上手に回すポイントです。
投げゴマに挑戦!
ひもを使って回す「投げゴマ」に挑戦してみましょう。
難しそうに見えますが、ひもの巻き方と投げ方のコツをつかめば、きっとできますよ。
ひもの巻き方
はじめに、コマの棒の右側にひもをたらし、ひもの結び目が下にくるように一周させて、ぎゅっと引っ張ります。
ひもが緩まないように、コマの裏側の棒までひもを引っ張ります。
そのまま、棒にひもを2回ほど時計回りで巻きます。
コマの裏側に沿ってひもを巻いていきます。
ゆるくなるとほどけてしまうので、きつく巻きましょう。
巻き終わったら、親指と人さし指でコマをはさみ、中指でコマを固定します。
投げゴマを回してみよう
いよいよ、投げゴマを回してみましょう。
まず、肩幅に足を開き、腰を落とします。
コマを持ったうでを、ぞうさんの鼻のように柔らかく力を抜いて振りかぶります。
少し遠くを見て、コマが水平になるように投げましょう。
勢いよく回ったときの喜びはひとしおです!
親子でコマ回しを楽しんでください。
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