さまざまなおもちゃに囲まれている現代の子どもたち。子どもは「遊び」から多くのことを学んでいます。そんな中、改めて見直されているのがおはじきやコマなどの「昔あそび」。親子で昔遊びを楽しんでみてはいかがですか?
今回は「おはじき」と「折り紙」を紹介します。
講師: 石井今日子(東京おもちゃ美術館 副館長) 昔遊びには、今も昔も変わらない、子どもが夢中になれる遊びの要素が詰まっています。親子で一緒に遊んでみてください。
おはじきで遊ぼう
まずは「おはじき」で遊んでみましょう。
※小さいお子さんの誤飲に注意してください
遊び方
おはじきをはじいて、当てたおはじきを取るというシンプルな遊びです。
最初に、おはじきをテーブルにばらまきます。
おはじきが重なり合わないようにしましょう。
「はじくおはじき」と「取りたいおはじき」を決め、おはじきの間に線を引くように指でなぞります。
おはじきを指ではじいて、ねらいのおはじきに当てましょう。
「はじいたおはじき」と「当てたおはじき」の間に、もう一度指で線を引いたら、当てたおはじきがもらえます。
おはじきをはじいてうまく当てるには、指先の使い方や微妙な力加減が大切です。
親子で一緒に遊んでみましょう。
最近は、おはじきのように指で細かくはじくような動きが生活の中からなくなってきています。指先をうまく使ったり、力加減をしたりすることは、自分でやってみないと身につかないので、子どものころからたくさん手を動かしてほしいですね。 (石井今日子さん)
こんな遊び方も
おはじきの遊び方を、もうひとつ紹介します。
まず、点数が入った円形の的を書いた紙を用意します。
おはじきをはじいて、的に止まった場所の点数が自分の得点になります。
高得点をねらって楽しみましょう。
折り紙 パクパク
続いて「折り紙」で作る「パクパク」で遊んでみましょう。
パクパクの折り方
折り紙を用意して、パクパクを作ります。
まず、縦、横に折り筋をつけます。
広げると十字の折り筋がついています。
続けて、折り筋に沿って、角を内側に折っていきます。
4つの角をすべて内側に折りましょう。
裏返して、同じように4つの角を内側に折り合わせます。
縦・横・斜めにしっかりと折り目をつけて元の状態に戻します。
写真のような形になるように、折り目に合わせて閉じます。
ひとつずつ開いていけばできあがりです。
開いた部分に指を入れて、パクパク動かしてみましょう。
目のシールを付けるような工夫をしてみるとかわいいですよ。
※小さいお子さんの誤飲に注意してください
遊んでみよう
みんなで一緒にパクパクしてみましょう。人形遊びとして遊ぶこともできますよ。
昔遊びを親子で楽しんでくださいね。
同じ週に放送された番組記事
- (月)親子で楽しく!昔遊び(1)おはじき・折り紙
- (火)親子で楽しく!昔遊び(2)お手玉
- (水)親子で楽しく!昔遊び(3)コマ
- (木)親子で楽しく!昔遊び(4)福笑い・絵描き歌
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