シンプルで作りやすい飛田和緒さん(料理家)の家庭料理には、おいしい工夫がいっぱい詰まっています。そんな飛田さんに、作り置きができて、いろいろなメニューにアレンジできる「常備菜」を教えていただきます。
今回は、おやつにアレンジできる常備菜です。
講師: 飛田和緒(料理家) 子どもは急にお腹がすいたりして、ご飯を待てないことがありますよね。子どもがまだ小さいころは、簡単に用意できるものを作り置きしておくと便利ですよ。
飛田さんは、お子さんが小さかったころ、おやつ(補食)として干した野菜などを食べさせていたそうです。
そこで、野菜を使った、おやつにもなる常備菜を紹介してもらいました。
常備菜① 干しトマト
【保存期間:冷蔵で1~2日ほど】
まずは、飛田家の子どもたちも大好きな「干しトマト」です。自然の甘みを味わってみてください。
<材料>
ミニトマト 20個ほど
塩 適量
<作り方>
ミニトマトを横半分に切り、スプーンで種をかき出します。
※かき出した種は、スープやドレッシングに活用できます
ざるに、ミニトマトを切った面を上にして並べます。
並べたら、全体に軽く塩をふります。
これを、晴れた日に半日~1日ほど、天日干しにします。
ミニトマトの皮にしわが寄るくらいが、できあがりの目安です。
干す時間が長いほど味が濃くなります。
これで、干しトマトのできあがりです。
※清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう
※干し加減により保存期間が変わります
※保存容器に、トマトがひたるくらいのオリーブ油(1カップ程度)を入れておくと、冷蔵で1週間ほど保存できます
常備菜② さつまいものしょうゆ煮
【保存期間:冷蔵で4日ほど】
続いての常備菜は「さつまいものしょうゆ煮」です。
<材料>
さつまいも 中2本(500gくらい)
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
<作り方>
さつまいもをよく洗い、厚めの輪切りにします。大きいものはさらに半月切りにして、サイズをそろえましょう。
切ったさつまいもを10分ほど水にさらして、あく抜きします。
鍋に、水気を切ったさつまいもと水1カップ(200ml)を入れます。
さつまいもからも水分が出るので、水はひたひたより少なめにしましょう。
調味料(砂糖・しょうゆ)を加え、鍋にフタをして火にかけます。
ふつふつと沸騰してきたら弱めの中火にして、柔らかくなるまで10分ほど煮ます。
さつまいもに串がスッと入るぐらいが柔らかさの目安です。
さつまいもが柔らかくなったら火をとめ、鍋ごと冷まして味を含ませます。
これで、さつまいものしょうゆ煮のできあがりです。
※料理が冷めてから清潔な容器に移し、フタをして冷蔵庫で保存しましょう
さつまいものしょうゆ煮のおやつアレンジ料理
さつまいものしょうゆ煮は、そのままでも食べられますが、おやつにもアレンジできます。
さつまいものチーズはさみ
<作り方>
ラップを広げ、さつまいものしょうゆ煮を乗せ、間にクリームチーズ(10gほど)をはさみます。
ラップを茶巾絞りにして、軽くつぶすように丸めて形を整えます。
※一口サイズにする場合は、量を半分にしましょう
ラップから取り出せば、さつまいものチーズはさみのできあがりです。
常備菜を保存するときのポイント
次の3つの点に気をつけて、常備菜を上手に保存してください。
1. フタつきの容器を用意。
2. 料理が冷めてから、清潔な容器に入れ、フタをして冷蔵庫で保存。フタを閉めるときにできるだけ空気を抜く。
※紹介した常備菜の保存期間は目安です。季節によっては早めに食べきるようにしましょう
同じ週に放送された番組記事
- (月)飛田和緒の常備菜(1)朝食にアレンジできる常備菜
- (火)飛田和緒の常備菜(2)夕食にアレンジできる常備菜
- (水)飛田和緒の常備菜(3)おやつにアレンジできる常備菜
- (木)飛田和緒の常備菜(4)麺とアレンジできる常備菜
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