子どもと一緒に虫を飼おう!(2)エサ
子どもが捕まえた虫を、どうやって飼育すればいいのかわからないことがありませんか?
そこで、子どもと一緒に、手軽に虫が飼える方法を紹介します。
子どもが生き物と触れ合うチャンスを大事にしてあげたいですね!
講師: 西山真樹(足立区生物園 解説員) お子さんが公園や道端でつかまえた虫、どうしていますか? 虫が苦手なパパ・ママでも大丈夫です。虫の魅力や育て方を、楽しくわかりやすく紹介します。
今回は、カタツムリの飼育に挑戦してみます。
カタツムリの飼育ケースは、プラスチックケースに、ぬらしたティッシュをしき、小石や落ち葉を入れたものを使います。
では、エサは何をあげればいいのでしょう。
カタツムリのエサ
カタツムリを飼うとき、特別なエサは必要ありません。ニンジン、ナス、キャベツなどの野菜で大丈夫です。ネギ類など、香りの強い野菜は苦手なので避けましょう。
※野菜は、洗ってからあげるようにしてください。
野菜のほかに、たまごの殻を用意します。
実は、たまごの殻は、丈夫なカタツムリの殻を作るために必要なエサなんです。
エサをあげてみよう!
エサを土やティッシュの上に直接置いてしまうと、カビが生えてしまうので、エサ皿に入れましょう。ペットボトルのふたをエサ皿にすると便利です。エサを入れ過ぎると腐ってしまうので、1~2日に1回、少しずつあげましょう。
フンを観察しよう!
実は、カタツムリは食べたエサによってフンの色が変わるんです。
例えば、ニンジンを食べるとオレンジ色のフンをします。食べ物によって変わるフンを観察してみるとおもしろいですよ。
フンや食べ残しをそのままにすると、ケースが汚れてしまうので、見つけたら取り除きましょう。ピンセットや割り箸を使うと、手が汚れないので便利です。
※カタツムリには、まれに寄生虫がいます。触った後は、必ずせっけんで手を洗いましょう。
その他の虫のエサ
虫を飼うときに、どんなエサをあげればよいのか心配になりますよね。
でも、特別なエサを用意しなくても飼える虫はたくさんいます。
例えば、ダンゴムシのエサは「野菜くずや無添加の煮干」、バッタは「ススキなどの草」、カブトムシは「果物や昆虫ゼリー」で大丈夫です。
※野菜は、洗ってからあげるようにしてください。
虫は「エサが大変そうだから飼えない」とあきらめてしまっているパパ・ママ。家にある物で、簡単に飼える虫もいます。ぜひ、お子さんと一緒に飼ってみてください。
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