「山根良顕のパパ修業」は、新米パパの山根良顕さんが、良きパパになるための方法を学んでいくコーナーです。子育てにお悩みのパパ、ぜひ参考にしてみてください!
今回は「パパ修業」にお悩みを寄せていただいたご家族を伺いました。
長女の食事のマナーが悪く、食事に飽きると叫んだり、スプーンを投げたり、立ち上がったりします。その上、嫌いなものは絶対に食べてくれません。外食のときも困っています。
今は2人目ができたばかりで、きょうだい2人を見るには手がいっぱいなので、パパに助けてほしいと思っています。パパにもできる、子どもがじっと座って食事できるような方法を教えてください。
(2歳3か月と1か月の女の子をもつママより)
ということで、「子どもにじっと座って食事をしてもらう方法」をパパに学んでもらいましょう。
講師は、カンタン工作家の笹川勇さんです。
笹川さんは、おしぼりを折り紙のようにして、いろいろなものを作ってしまう、おしぼりアーティストなんです。
マナーが悪いときに注意するのも大事ですが、言っても聞かないときがありますよね。そんなときは、押してだめなら引いてみる作戦です。注意するのではなく、一緒に遊んでしまいましょう。 このとき、おしぼりアートをパパが作ってみせれば、子どもの気を引くことができるかもしれませんよ。おしぼりを持っていれば、外出先でもできます。 (笹川勇さん)
おしぼりアートに挑戦!
さっそく、おしぼりアートを教えてもらいましょう。
※湿ったおしぼりを用意してください。湿っているほうが、まとまりがよくなります。
まずは、基本となる「くらげ」を作ってみましょう。
作り方講座① くらげ
おしぼりを広げ、手前から半分のところまで丸めます。
反対側からも同じように丸めます。これで、2本の棒が並んだような形になります。
これをUの字に曲げます。
折り曲げた部分の内側を抑えて、外側をほどきながら、手前にかぶせていきます。
くらげのカサになりますよ。
これで、くらげのできあがりです。
遊ぶときは、人形のように動かして子どもの気を引くのがポイントです。
「ご飯たべられるかなぁ」など、くらげになりきって話しかけても楽しいですね。
続いて、カメラの作り方です。
作り方講座② カメラ
おしぼりを広げ、手前を半分のところまで折ります。
ここから、さらに2回折って、細長くします。
端を広げて、外側に2回裏返して丸めます。
ここがカメラのレンズになりますよ。
反対側を下側に丸め込みます。
丸めた部分を四角に整えれば、カメラのできあがりです。
おしぼりカメラを構えて「おいしく食べているところをとるよ~ カシャカシャ」と声をかけると楽しいですよ。
最後は、ペンギンの作り方です。
作り方講座③ ペンギン
おしぼりを広げ、斜めに半分に折って、三角形を作ります。
左右の角を真ん中まで折ります。
手前から丸めて、角を少しだけ残します。
残した角を挟むように半分に折り、角を広げてくちばしのようにすれば、ペンギンのできあがりです。
ペンギンからウサギへチェンジ
ペンギンをウサギに変身させる方法も覚えておきましょう。
くちばし部分を引っ張り出します。
横にして、くちばしを左右に広げて耳のようにすると、ウサギに変身です。
不器用なので不安でしたが、これならできそうな気がします。娘もおもしろがってくれそうです。 (パパ)
夕食の時間 パパがチャレンジ!
いよいよ夕食の時間で、おしぼりアート作戦を試してみます!
この日は、子どもが苦手なブロッコリーもありますよ。
「いただきま~す」と、最初は順調に食べはじめました。
パパもひと安心でしたが、5分も続きません。
どうやら飽きてきたみたい。急に立ち上がっちゃいました。
パパ、今がチャンスですよ!
さっそくおしぼりを取り出して、「何ができるかな~」と興味を引きつつ「くらげ」を作ります。
でも、そこまで気にならないのか、また席から離れてしまいそうに…。
そこで、すぐに「カメラ」を作ります。
「カシャカシャ!かわいいね」と声をかけますが、なんだかご機嫌ななめ…。
くじけずに、今度は「ペンギン」を作ります。
それでも機嫌はなおらず…。ママのところに行ってしまいました。
パパは、まだまだあきらめません。今度は、苦手なブロッコリーを食べてもらう作戦です。
おしぼりウサギにブロッコリーを乗せて、「ブロッコリー食べる?ピョンピョン」と話しかけます。
すると、苦手なブロッコリーを手にとって、食べてくれました!
ふだんは、あまりこんなことをしないパパなので、がんばってくれてうれしかったです! (ママ)
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