IQなどでは測れない心の力「非認知能力」は、子どもが大好きな「ごっこ遊び」を、楽しみながら遊んでいるうちにも高まるといわれています。誰かになりきることで、人の気持ちを想像するなど、いろいろな力が身についていくのです。
おもしろがって遊び、広げていくことで、創造性・社会性・操作性なども身につくといいます。
ごっこ遊びの見立て
ごっこ遊びを構成するのは、さまざまな“見立て”です。
自分のなりたい役になり、そのふりをする、役割見立て。
目の前にあるものを別のものに見立てる、モノ見立て。
おうちやお店、基地などの、場見立て。
これらの見立てが連動して、ごっこ遊びが深まっていくのです。
親はごっこ遊びにどう関わる?
大人は、ごっこ遊びにどう関わればいいのでしょうか?
まずは、環境作りです。どこに何があるかがわかりやすいと、子どもが自分の意志でものに関わりやすくなり、遊びに集中できます。
また、子どもは身近な人や出来事をまねしたがります。いろいろなイメージが膨らむように、お出かけしたり、絵本を読んであげたりしましょう。
そして、子どもが求めてきたら相手をしてあげることです。簡単なやりとりでも、子どもはとっても楽しくてうれしいんです。
ごっこ遊びの相手をやめるときは?
でも、ずっと遊びの相手をするのは大変ですよね。
そんなときは、子どもの世界観を邪魔しないように、その場から離れましょう。
「次の配達に行きま~す」「クマさんのお店に買い物に行くね」など、うまく役になりきって声かけできるといいですね。
夢中になることで、いろいろな力がつく「ごっこ遊び」。
ときどき、子どもと一緒に楽しんで、遊びの質を上げるお手伝いをしてみましょう。
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