歯磨き嫌いを克服するには?
子どもによっては、歯磨きをとっても嫌がりますよね。子どもが泣き叫んで嫌がってしまうと、ママも大変です。子どもがなぜ嫌がるのかを知って、磨き方を工夫してみましょう。
講師:宮新 美智世(東京医科歯科大学大学院 小児歯科学分野 准教授) 子どもをむし歯から守りたい! でも、毎日の歯磨きは大変です。 正しいむし歯の予防方法を知り、親子で楽しく歯磨きしましょう。
子どもが歯磨きを嫌がる理由は?
(1)怖いから
子どもはママの気持ちに敏感です。
いつもは優しいママが、歯磨きとなると力んでしまうと、子どもはびっくりしてしまいます。
(2)痛いから
ママが子どもの歯を磨くことに一生懸命になってしまい、子どもが痛がっていることに気づいていないことがあります。
子どもを怖がらせないためには?
(1)歯磨きを始める前に、体やほっぺを触ってあげましょう。
これから歯磨きをしますよということを伝える意味で、唇の周りも優しいマッサージのように触れてあげて、それから歯磨きに入っていきましょう。
(2)1回の歯磨きで全部磨こうと焦らないことが大切です。
全部の歯を磨けるまで無理に続けるのではなく、できなかった部分は後で磨けばいいと、割り切ることも必要です。
子どもは親の焦りを敏感に察知します。ママは余裕を持って磨くようにしましょう。
痛くない歯磨きをするためには?
(1)歯ぐきにあたらないように、歯に対して直角に歯ブラシをあてましょう。
歯ブラシの毛先を歯ぐきに当ててしまうと痛いので、注意しましょう。
(2)上唇小帯を指でガードしましょう。
下の図の上唇小帯の部分に歯ブラシがあたると、とても痛いです。あたらないよう、指でカバーをして磨いてあげると痛くないですよ。
(3)歯ブラシは、優しく細かく動かしましょう。
歯ブラシを横に大きく動かすと、余計なところに歯ブラシがあたってしまい、子どもは嫌だと感じてしまいます。歯ブラシの動かし方は振動させるように、小さくしましょう。
焦らず優しくが大切です。最後にしっかり褒めてあげるとさらに上手くいきますよ。
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