歯磨きでよく聞く「フッ素」。その上手な使い方について紹介します。
そもそも「フッ素」とは、自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など、多くの食品にも含まれています。
最近では、ほとんどの歯磨き粉に含まれています。
フッ素にはどんな効果があるのか、茂木瑞穂先生(東京医科歯科大学大学院助教)に伺いました。
フッ素を取り込むと、歯がすごく強くなります。むし歯は、酸性のものが歯を溶かすことで起きますが、フッ素の耐酸性によって溶かされづらくなります。そのため、むし歯になりづらくなるのです。
より効果を高めるには、歯磨きの後にフッ素ジェルなどを塗りこむこと。
塗った後は軽く1回うがいをしましょう。
一方で、使う量を守らないと心配なこともあると言います。
1番の心配は班状歯です。歯の色や形が変わってしまうことがあります。その他、急性中毒で嘔吐することもあります。ですが、そのような症状がでるのは、相当な濃度の場合です。適正な使い方をしていれば大丈夫です。使用方法をよく読んで、適切な分量を守っていれば安全です。
また、歯医者さんでは家庭用よりも濃度が高いものを扱っているので、年に2~3回は歯医者さんで塗ってもらうのもおすすめです。
みなさんも使い方を守って、歯を丈夫にしましょう。
PR