子どもが、朝起きると「だっこして」と甘え、一人で起きることができません。「着替えてね」と言っても、ママにやってほしいと甘えます。靴もママに履かせてほしいと甘えます。保育園では自分でやっているところを目にしたことがありますが、家だと甘えます。
保育園に預けて寂しい思いをさせているのかなと思うと、甘えさせてしまいます。子どもも私がいると「ママ、ママ」となってしまうし、私も「かわいい」となってしまって。ある程度距離をおかないと、親離れ子離れができないのかなと思うのですが。周りの人からは、甘やかしすぎ、手をかけすぎと言われることもあります。甘やかしになってしまっているのかと悩んでいます。
(2歳11か月の男の子をもつママより)
甘やかしは子どものやりたいを阻むもの
回答:大豆生田啓友さん 手伝っていいものか悩みつつも、丁寧に対応してあげていますね。 一日のはじまりにぐずっても、子どもの「やってほしい」をちゃんと受け止めてあげる。子どもは、自分を受け止めてもらって、どんどん元気な気持ちになっていきます。 甘えと甘やかしには違いがあります。 甘えは、子どもが自立に向かうための、愛に基づいた依存です。つまり愛着関係です。子どもは、自分のことをしっかりと、いっぱい受け止めてもらえると、自分に自信がついていきます。それが、いろいろなことをやろうという気持ちにつながります。 一方、甘やかしは、子どもの自立を阻むものです。例えば、過干渉や、先回りをするなどです。子どもが自分でできるのに、やりたいのに、それを親がやってしまうことです。
「抱っこ」ではなく、ときどき抱きしめてあげる
回答:若盛清美さん このようなお子さんは、たくさんいらっしゃいますよね。 そんなときは、「抱っこ」だけではなく、ときどきぎゅっと抱きしめてあげてください。例えば、お誕生日会のときなどです。子どもは、どんなに大きくなってもママ、パパのことが大好きです。ですから、ときどきは抱きしめてあげてください。 ママ、パパはちょっと恥ずかしいかもしれません。でも、子どもはとってもうれしそうな顔をしますよ。子どもは、抱きしめられて、胸と胸がぎゅっとくっつくことで、自分は親に愛されていると感じているのではないでしょうか。 そういう場をいくつになっても持ってほしいですね。
すくすくポイント
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