子どもがトラブルを起こしたとき、謝ることができる子どもになってほしいと思いますよね。
でも、謝らないといけないとき、子どもがふざけるような行動を取ることがある。それは、どういうことなんでしょう?
遠藤利彦先生(東京大学大学院教授 発達心理学)に聞いてみました。
悪いと分かっているけど素直に謝れないという気持ちが、ふざけた行動を生んでいます。 潜在的には「やってしまったな、申し訳ないな、すまないな」という気持ちを持っていることが多いです。 特に、叱られているときは、追い詰められた状況です。張り詰めた緊張をなんとか自分でほぐそうとして、ちょっとふざけた行動をしてしまうこともあります。 叱られているときに話を変えたりするのも、自分が悪いと分かっているからこそ、話題を変えて、その場の緊張をほぐそうとしているわけです。 素直に、大人が期待するような「謝る」ことができないかもしれません。だからといって、罪悪感や、謝る気持ちのような、心の力が育っていないわけではありません。
謝るべき状況でふざけるような行動を取ったとしても、罪悪感を持っているかも。
反省していないと決め付けなくてもいいんですね。
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