9か月のころ初めて食べた離乳食の卵白でアレルギー反応がありました。それまで、何でもスムーズに食べていたので、うれしくて、自信もありました。でも、初めて卵白を食べた日は、食後元気がなく、すぐに寝てしまって、2時間後ぐらいに滝のように吐いてしまって、じんましんもできて。病院で検査をすると卵白のアレルギーだとわかりました。
卵白で自信がなくなってしまって、わずかな卵白にも神経を使って、新しい食材を食べさせるのも怖いです。
この後、この子がどうなっていくのか心配です。食べられるようになっていくんだろうなぁとは思っているのですが、そのプロセスが全然わからないので不安です。
(1歳6か月の男の子をもつママより)
肌ケアをして、少しずつ食べれば治る可能性はある
回答:大矢 幸弘さん スキンケアを続けて、肌のきれいな状態を維持しながら、少しずつ食べていくと治る可能性があります。 ただし、「少しずつ」の量が、お子さんによって個人差があります。病院で食物経口負荷試験(*注1)を行い、このぐらい食べても大丈夫だという安全な量を調べましょう。それより少ない量であれば、食べても何も起こりません。 そのような量を食べていると、だんだんと食べられる量が増えていきます。 安全な量を自分で判断するのは危険です。必ず医師と相談しながら安全な量を調べてください。 *注1 食物経口負荷試験 アレルギーの原因と疑われる食物を少しずつ増やしながら食べさせて症状の出現を観察する試験。
私自身が小さいころ、重度のアトピー性皮膚炎でステロイドを使っていた経験があり、子どものスキンケアにステロイドを使うことに抵抗感があります。
ステロイドは正しく使えば怖くありません
回答:馬場 直子さん ステロイドは、決して怖い薬ではありません。使い方が大事です。 昔は「よくなったらすぐに使用をやめなさい」という指導があり、よくなってすぐにやめたら、また悪くなって「薬のリバウンドではないか、ステロイドは怖い」となってしまったのではないかと思います。 実は、よくなったように見えても皮膚の中では炎症がくすぶっていて、完全に治っておらず、使用をやめたらまた出てくることがわかってきています。●ステロイド 使い方のポイント ステロイドは、医師に処方されたものを、毎日十分な量を塗ることが大事です。 表面がよくなったら、1日おき、2日おき、3日おきと徐々に日にちを空けていき、それでも炎症が出なくなったところで保湿剤に切り替えます。 薬をやめるタイミングなどは、医師と相談しながら進めましょう。
すくすくポイント
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