今回は「基本のおみそ汁」。なんでもないメニューですが、実はおみそ汁には様々な効果があるんです。
講師:佐々木 十美(管理栄養士) 子どもの好き嫌いや、栄養、色々考えると毎日の食事づくりは大変です。 そこで、「日本一の給食」と呼ばれるほどの、こだわりの学校給食を長年にわたり作ってきた、管理栄養士の佐々木十美さんが、子どものごはん作りのポイントを伝授します。
おみそ汁の栄養と効果
おみそ汁は、だしをとり、みそという発酵食品を使い、いろんな具材が入ります。
だしに使う昆布や煮干し、具材の野菜や海藻にはミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれています。調理することで水に溶け出しますが、みそ汁なら栄養分を丸ごととることができます。ミネラルが十分にとれるので、精神的にも安定すると言われています。
発酵食品である「みそ」も、体に不要なものが入ってしまっても、それを外に出す働きがあると言われるなど、体に良い効果があることがわかっています。
毎日発酵食品をとって自分の体は自分で守っていきましょう。
これで簡単! だしをきかせたおみそ汁
<だしの取り方>
昆布や厚削りのかつおぶしや煮干しを水に浸して一晩置きます。これだけ前の晩に用意しておけば、次の日の朝にはおいしい「だし」になります。
さらに20分から30分ほど煮出すと、もっと味の濃いだしになります。
あとは、好みの具材を入れてやわらかく煮て、おみそを溶くだけで完成します。
忙しい朝などにオススメ「みそ玉」
<作り方>
みそと、乾燥わかめ・とろろ昆布・花かつおなどの乾物を用意します。
粉末のしいたけや、いりこを入れると深みのある味になります。フードプロセッサーで細かくして入れてもいいです。
乾物をみそに適量入れてよく混ぜます。
これを1杯分ずつラップに包めば「みそ玉」の完成です。
<使い方>
お椀に、みそ玉、お好みでネギやお麩を入れて熱湯を注ぎます。
みそを溶かせば、あっという間においしいおみそ汁が完成します。
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