幼稚園は9割、保育所は6割。第1希望に入園できるかどうかは幼保で29%の差。
この春にお子さんの入園を控えたご家庭は、今まさにドキドキの時期ではないでしょうか。すくコムでは先日、「幼稚園・保育所への入園に関するアンケート」を実施しました。結果から見えてきた、幼稚園・保育所選びの実情をご覧ください。
対象:0~6歳の幼稚園や保育所に通っている、または今年から通う予定のあるお子さんがいる母親、父親
回答数:1,414件(保育所:1,005件、幼稚園:409件)
幼稚園は1園のみ、保育所は複数園申し込みが当たり前
入園する園を決めるにあたり、どの程度の数を検討し、申し込みしたのかを聞いたところ、幼稚園と保育園ではまったく異なる結果が出ました。
Q:入園申込をした数を教えてください。
幼稚園に関しては、複数園に申し込んだ人はほとんどいません。第一子で91%、第二子以降で97%の人が、申し込みを1つの園にとどめていました。いくつかの園を検討した場合でも申し込みは1つに絞るケースが多く、第二子以降においては比較なしで1つに決め打ちという人も64%と半数以上いました。
一方で保育所は、申し込みが1つのみという人は、第一子で28%、第二子でも44%と半数以下。複数園に申し込むのが一般的で、より入園が厳しいとされる第一子に関しては29%の人が「5つ以上」に申し込んでいることがわかります。
9割が第一希望入園の幼稚園に対し、保育園は・・・?
では、結果としてお子さんが第1希望の園に入園できたのかというと・・・
Q:現在通っている(または入園予定の)園は、第1希望でしたか?
幼稚園は90%の人が入園できたと答えているのに対し、保育所は61%。第一希望に入園できたかどうか、幼稚園と保育所で29%も差があります。
入園の時期、幼稚園は3才児が主流で保育所は1才児が最多
入園の年齢も、幼稚園と保育所では大きく異なります。
Q:今年 入園予定のお子さまのクラスを教えてください。
幼稚園に通い始めるのは、圧倒的に年少(3才児クラス)からが多いです。一方で保育所は1才児が最も多く、次いで0才児、2才児と続きます。
保育所選びは「家からの距離」が最重要ポイント
安心して通える園を求めて探す気持ちは、どの家庭も同じ。ただ、そのために重視するポイントは、幼稚園と保育所では少々違ってくるようです。
Q:第1希望の園を選んだ理由を、重視した順に3つ選んでください。
幼稚園の場合、園を選ぶ際に最も重要視するポイントは38%で「園の教育・保育方針」がいちばん多く、「家からの距離」が33%と続きました。
ところが保育所の場合、半数近くの47%が「家からの距離」が最も重要視するポイントだと回答。「園の教育・保育方針」は19%にとどまりました。
幼稚園選びと保育所選びで、このように差が浮き彫りになる興味深い結果となりました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
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