紫外線対策
紫外線やあせも、虫刺されなど、夏の子どもの肌はさまざまなトラブルに見舞われがちです。そこで、肌トラブルの予防から対処方法まで、夏に気になるスキンケアをまとめました。
講師:馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長) 紫外線やあせも、虫刺されなど、夏の子どもの肌はさまざまなトラブルに見舞われがちです。そこで、肌トラブルの予防から対処方法まで、夏に気になるスキンケアをまとめました。
まずは衣服で紫外線予防
日焼け止めは、それ自体が子どもの肌に負担をかけることがあります。まずは服装の工夫で紫外線を防ぎましょう。なるべく肌を出さないように。理想的なのは長袖や長ズボンです。でも暑いときはそうにもいきませんね。半袖などで肌が露出してしまう部分のカバーとして、日焼け止めは使います。
うなじまで隠れる帽子がマストアイテム
夏のお出かけに欠かせない帽子。うなじまで隠れるタイプがあればベストですが、手持ちの帽子の下にハンカチを一枚はさみ、首筋の方に垂らすだけでも代用できます。もうひと手間かけてこんなアレンジも。ハンカチを対角線上に置き、上の角から5cmくらいの幅に数回折ります。折った部分を帽子の上から巻き付け、ハンカチの残りの部分が三角に後ろに垂れるようにして、頭の前側で端を結びます。かわいいハンカチを使ってオリジナル帽子を作ってみましょう。
正午をはさんだ前後4時間が紫外線の要注意タイム
午前10時から午後2時までは1日の中でもっとも紫外線が強い時間帯です。なるべくこの時間の外出は控えましょう。また20分以上続けて紫外線を浴びないように。紫外線は長時間続けて浴びることで皮膚に悪い影響を及ぼします。15分太陽の下で遊んだら、10分以上は日陰でお休み。紫外線の強い時期、外にいる時間はトータルでも1時間30分以内にとどめましょう。
照り返しによる紫外線にも要注意
夏の陽射しの強い照り返しの影響も要注意。照り返しがもっとも強いのが海辺やプール。水着などで肌を出すことも多いので、紫外線には特に気をつけましょう。またアスファルトの照り返しも意外に強いもの。ベビーカーなどの日よけが小さいときは、上からバスタオルをかぶせると紫外線をかなり軽減できます。
デリケートな子どもの肌。なるべく長袖を着る、帽子をかぶる、日焼け止めを塗るなど複数の対策を組み合わせることが必要です。幼いころからの紫外線予防を習慣にしておきたいですね。
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