赤ちゃんはどこから?
子どもから「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれたことはありませんか?
今回は、この質問にどのように対応するかのヒントを専門家に聞いてみました。
講師: 小﨑恭弘(神戸常盤大学こども教育学科准教授) 早乙女智子(神奈川県立汐見台病院 産婦人科医) 子どもから思いもよらない質問をされて困ったこと、ありませんか? そこで、子育ての専門家から、子どもからの手ごわい質問への「対応のヒント」を教えていただきました。
なぜ「赤ちゃんはどこから?」と聞いてくるの?
子どもは性的な興味関心で聞いているわけではありません。
性的なことは成長の過程や学校教育の中で学んでいく機会があります。
小さいころのこの質問は、純粋な興味関心からくるものです。
(小﨑恭弘さん)
「赤ちゃんはどこからくる?」子どもへの伝え方
急に聞かれると上手く答えられるか不安に思うかもしれませんが、子どもの年齢にもよりますが、「その子にわかることばで、ママが伝えられることばで」が基本です。
赤ちゃんの生まれる通り道がある、ということを教えてあげるだけでもいいと思います。
「おしっことうんちが出てくる穴の間だよ」とか、帝王切開の場合は「緊急避難脱出口を開けて出てきたんだよー」などと答えてもいいでしょう。
(早乙女智子さん)
ちゃんと答えないとだめ?
小さい頃に、その頃の子どもにわかる言葉で話しておいても、大きくなってから同じ質問を違う形でしてきます。
こういった質問にもきちんと対応しておかないと、成長した一番大事な時期に「親にだけは聞けない」ということにもなりかねません。
ちょっとの恥ずかしさはがまんして、子どもを守る気持ちで、長い目でみて、対応してください。
(早乙女智子さん)
よくない対応は?
子どもからの質問に、「それは幼稚園の先生に聞いて」など他の人に回答を押し付けて、「いけないことを聞いたのかな?」と思わせてしまわないように気をつけてください。
(小﨑恭弘さん)
大事な質問を閉ざしてしまわないよう、受け止めてあげてくださいね。
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