前編では、「こどもスムージー」を使った離乳食期にオススメのレシピを紹介しました。
後編では、レシピ考案者の川口由美子先生から、離乳食にチャレンジするママ・パパへの応援メッセージをご紹介します。
日ごろから離乳食アドバイザーとして、1歳前後の小さなお子さまの食事に関する悩みを聞いていると、ママやパパがとても真剣に考えていらっしゃることを嬉しく思うと同時に、少し肩に力が入りすぎている印象も受けます。よくあるお悩みをいくつかご紹介しながらお話してみましょう。
1歳前後の時期は、栄養面や摂取量への配慮よりも、「食べるという行為そのもの」をしっかり楽しませてあげてください。
この時期は、胃や腸がまだ成長段階ですから、そもそも吸収できる栄養分や量に限界があります。それよりも大事なのは、いろんな味、いろんなにおい、いろんな食感に触れて、食べることに関心を持つこと。そうすれば、いざ栄養で体をつくっていくべき年齢になったときに、しっかり食べることができるようになっていきます。
野菜が進まない場合は、実はその野菜そのものが「きらい」なわけではなく、食感が嫌で食べないケースが多いです。いちど食べなかったから「きらい」だと決めずに、次の機会には食感を変えてみるなど、さまざまなアレンジを試してみましょう。軟飯に混ぜるだけでも、ぐんと食べやすくなりますよ。
また、お子さんの大好きなキャラクターの力を借りるのもいいですね。お気に入りのキャラクターがお皿やカトラリー、食品のパッケージなどに登場するだけで、食事が楽しいものだとわかり、「苦手」が「好き」に変わるきっかけになることもあります。
「なんで食べてくれないんだろう?」と心配ばかりでご自身の笑顔が消えてしまっていませんか?まずは、ママやパパが笑顔でいること。そして、いっしょにモリモリ食べることが大切です。大好きなママやパパが元気よく食事をしている姿を見て、お子さまも食べたいと思うようになります。
「食べさせる」ことだけに集中しすぎたり、家事をしながら片手間で食べさせたりするのではなく、お子さまのとなりに座って「これおいしいね!」「いろんな味があっておもしろいね!」と、いっしょに楽しんで食べてみてくださいね。
食事への興味=食欲は、生活サイクルとも深く関わっています。日差しを浴びたり、公園で遊んだり、さまざまなことを感じて刺激を受けることでおなかも空きます。一日中家で寝て過ごしていると食欲がわかないのは、大人も同じですよね?
「今日は食べてくれないなぁ」という時は、一日の過ごし方を振り返ってみると、理由が見つかることもありますよ。
忙しい毎日の中で、料理が負担になる時もありますね。そんな日はレンジでチンでも、市販品を食べさせても、まったく問題ありませんよ。笑顔で料理に向き合える時に、思いきり楽しんでつくればいいんです。
食べる練習の時期に、食事でポジティブな経験をたくさんすることが、好き嫌いのない子に育てる第1歩になります。こぼしてしまうことがあっても、「自分で食べられた!自分で飲めた!」という経験は、食事での成功体験として子どもの心に刻まれます。ですから、心配ごとはどうぞ横に置き、ぜひお子さんと、笑顔あふれる食卓を囲んでくださいね。
川口先生、ありがとうございました!
ママが家でリンゴをすりおろしたみたいな素朴な味わいの「こどもスムージー」も、手軽にお子さまに与えられる飲みものです♪
ぜひ、お近くのスーパーで探してみてくださいね!
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