クリスマスにも!プレゼントにおすすめのスペシャルな絵本【親子で楽しむ絵本 2016年12月号】
もうすぐクリスマス。この時期が1年でいちばん好き!というお子さんもたくさんいますね(わが子もそうです)。そこで今月は、クリスマスや年末年始のプレゼントにぴったりの、スペシャル感あふれる絵本をご紹介。しかけや作りにこだわりのある、ちょっぴりゴージャスな作品を揃えました。
※今回はすくコム編集部の視点でプレゼントにおすすめの月齢を入れました。参考にしてみてください。
絵を手でつかめそうな三次元の絵本
作・絵:わたなべちなつ
出版社:福音館書店
本を90度に開き、対ページに絵を反射させることで三次元を楽しむ「かがみのえほん」。本から飛び出した虹が自在に変形する『ふしぎなにじ』と、ホットケーキづくりを描いた『きょうのおやつは』の2冊セットはプレゼントにぴったりです。ホットケーキをひっくり返すシーンは、本当に目の前で舞い上がっているみたい! ふしぎな三次元の世界に誰もが魅せられてしまうことでしょう。
★プレゼントするなら:赤ちゃんから
ルーペでのぞくと見えてくるものは?
作・絵:アガット・デモア&ヴァンサン・ゴドー
訳:うちださやこ
出版社:アノニマ・スタジオ
赤いくちばしの鳥、ルージュベックが大冒険に出発。森、山、畑、街、北極にもジャングルにも訪れます。赤と水色で描かれた旅先の風景を、付属のルーペでのぞくと、さてどんな世界が見えてくるでしょうか? すみずみまでルーペでのぞいて冒険したくなる、しかけも物語もワクワクの1冊です。
★プレゼントするなら:3才くらいからがおすすめ
絵の長さ7m以上!川を辿る長い旅
作・絵:加古里子
出版社:福音館書店
山につもった雪や雨から生まれた川が、山、田畑、街中、工場地帯などを経て海へと流れ出る一連を描いた、1962発行のロングセラー絵本『かわ』。その絵本が今年、川の流れを一続きの絵で読める「絵巻じたて」となって登場しました。絵の長さは7m以上! お子さんといっしょに広げて、川を辿る旅をお楽しみください。
★プレゼントするなら:4才くらいからがおすすめ
開いた瞬間、子どもも大人も笑顔になる!
『クッキーカウント』
作・絵:ロバート・サブダ
出版社:大日本絵画
しかけ絵本の巨匠ロバート・サブダの作品のなかでも、とくに小さなお子さんに贈りたいのがこちら。1から10までの数をカウントしながらページをめくると、カラフルで芸術的でとってもおいしそうな甘いお菓子が飛び出します。アートとして楽しむのなら、原書(英語版)をプレゼントしてもすてきですね。
★プレゼントするなら:2才くらいからがおすすめ
いかがでしたか? 紹介した『クッキーカウント』は、わが子が2才のときに贈ったものです。絵本から飛び出したお菓子の家の中に人形を入れ、取れなくなって泣いたというかわいい思い出があります。
普段なかなか購入する機会のない豪華な絵本は、プレゼント選びで迷ったときにおすすめ。ぜひお子さんの笑顔をさそう1冊を見つけてみてください!
この本を選んだ人
地域文庫で活動する絵本好きな母のもとに育ち、サラ・ミッダの絵本『おとなになること』にあこがれて美大へ進学。イラストレーター&ライターをしながら、自身の出産後は日々子どもとの絵本読み、絵本作りを楽しんでいる。
たくさんの絵本に親しんだ経験から、心に響く作品をセレクトして紹介します!
▼こちらの記事も併せてご覧ください。
子どもが好きな絵本ベスト5はこれ! 〜 現役ママ・パパ 1,321人が回答したアンケート結果より 〜
PR